今回は大津にある三井寺に行ってきました。
三井寺は結構すごいとか、滋賀に住んでるなら三井寺は行った方が良いとか、いろいろ聞いていたので行ってみたところ、ホントにすごいですね。
こんなに広いと思っていなかったので、もし今から三井寺に行くつもりしてるなら、時間には余裕を持って行くことをおすすめします。
日吉大社や京都の南禅寺に行ったことがあるなら、それと同じくらいと思っていても良いです。
所在地は滋賀県大津市園城寺町 (地図を見る)
三井寺の拝観料は私が行った時で600円でした。
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三井寺はパンフレットによると、ホントは園城寺(おんじょうじ)という名前が正しくて、三井寺というのは天智・天武・持統天皇の産湯に用いられた霊泉があるところから「御井(みい)の寺」と呼ばれていたものを、
開祖である智証大師が法水に使ったところに由来するそうです。
滋賀に住んでいると、「三井寺」とは良く聞くけど「園城寺」って私はここに来て初めて知りました。
それと、春の桜、秋の紅葉も有名で、その時期に合わせて三井寺に行く人もいるみたいです。
三井寺で貰ったパンフレットから地図を引用させて頂きました。
受付で貰えます。
三井寺は大きなお寺と聞いていたので近江八幡の長命寺くらいを想像していたのですが、予想よりもずっと広かったですw
三井寺駅近くの琵琶湖疏水があるところから看板とかの案内に従って山の方に進むと、上の図の右下の駐車場に着きます。
そこから仁王門をくぐると左に受付があるので拝観料を払って入場。
あとは地図の赤い矢印を辿りながら適当に。
適当w
自転車の場合、駐輪場が仁王門を見て手前右側にあります。
駐車場はそこそこ広いのですが、紅葉や桜の時期は混みそうです。
客待ちタクシーも停まってるので、バスやタクシーで適当に来てもなんとかなりそうです。
ちなみに駐車場から南に、上の図での左に行くと突き当りにも受付があって、そこから入っていくとすぐに桜や紅葉のきれいなところになります。
全部周ったわけじゃないけど、行ったところを一通り書いておきます。
仁王門は三井寺のパンフレットに「甲賀の常楽寺より移築」と書かれていて、これはもともと「甲賀郡石部町の常楽寺」なのですが、石部町は湖南市石部町となり、常楽寺の住所からは「甲賀」の文字は消滅しています。
安土城跡のパンフレットと同じ状態ですね。
この楼門は常楽寺から一度伏見城に移された後に、三井寺に来たみたいです。
受付からすぐ右手にある食堂。(じきどう。釈迦堂)
室町時代初期の建築だそうです。
順路に従って進み、階段を登ったところの三井寺の総本堂、国宝金堂。
中にも入れて、常設してあるいろいろな仏像を見ることができます。
仏像は撮影禁止なため写真は撮っていないので、直接行って見て下さい。
もともとは七世紀に建てられたそうなのですが、何回か再建されて、今の建物は豊臣秀吉によって再建されたものだそうです。
その近くにある三井の晩鐘。
近江八景、日本三名鐘のひとつだそうです。
建物も重要文化財になってます。
金堂の横にある、閼伽井屋。
最初の方で書いた「三井の霊泉」とはここのことで、泉が沸いているそうです。
また、上部にある龍の彫刻は左甚五郎作で有名なものだそうです。
ここから階段を上ったところにあるのが弁慶の引摺り鐘。(霊鐘堂)
弁慶とは、あの牛若丸と弁慶のあれね。
この引きずり鐘は、その武蔵坊弁慶が三井寺に攻め入った時に、比叡山に引きずり上げたということから、その名前が付いたみたいです。
その横には「弁慶の汁鍋」というのが置いてあります。
江戸時代の「近江名所図会」というのに描かれていて、写真手前の説明書きで見ることができます。
鐘を持って帰る代わりに、三井寺にこの鍋を置いていったそうです。
そもそもなぜ鍋持って来たw
次に、一切経蔵。
説明書きによると、「屋根が二重に見える」とのことなので、2階建てみたいだけど、そうじゃないのだと思います。
中に入れたら分かるのだけど、ここはお経の保管庫みたいなので、たぶん公開してないんじゃないかな。
ちなみにこの建物、山口県の国清寺から三井寺まで毛利輝元が持って来たらしいのですが、なぜそんな遠くからっていうw
ホントだとしたら船で運んだんだろうけど、それでも相当歩いてますよね。
ここから橋を渡ると三重塔があるのですが、ここらへんで映画「るろうに剣心」(武井咲さん、吉川晃司さんなど)と「武士の献立」(上戸彩さん、西田敏行さんなど)の撮影があったそうです。
その三重塔のあるエリアが唐院というところで
三重塔の他に、灌頂堂(かんじょうどう)、大師堂、護摩堂が建っています。
現地の説明書きは「灌頂堂」という漢字なのですが、パンフレットは「潅頂堂」なのはなぜなんでしょうね。
唐院四脚門から出て階段を下りて右に進むと、石垣と石橋(村雲橋)があるところがあって
岡田准一さん主演の「天地明察」のワンシーンがここで撮られたそうです。
確かに時代劇的に絵になります。
三井寺もちょくちょく撮影がありますね。
その先にあるのが「微妙寺」で
本尊は平安時代初期で重要文化財の十一面観音で、湖国十一面観音霊場の第一番札所だそうです。
ここから毘沙門堂に向かう道が紅葉のトンネルで
最初の方に載せた紅葉の写真もここで撮ってます。
生憎の天気ですけどw
毘沙門堂のところから
階段を右に上って行くと、西国三十三所観音霊場第十四番札所の観音堂です。
三井寺に来た人は大体金堂とここは来るみたいですね。
ここのエリアには他に観月舞台や鐘楼などがあって
トイレの横の階段を上って行くと、それらを一望できます。
奥には琵琶湖も見えます。
琵琶湖疎水のあたりから見えるのがこの辺みたいです。
ちなみに大津はそろばんの街で、その説明と碑がここに建ってます。
三井寺で貰ったパンフレットによると、住所は「滋賀県大津市園城寺町」となっていて、そのあとの地名も番地もないんですね。
そのあとを書かなかったというわけでは無いと思うし、となると三井寺のあるところ自体がひとつの街扱いということですよね。
そもそも町名が園城寺町なので、どうみてもそんな感じ。
確かにひとつの街くらいの広さがあります。
敷地内にはショップやカフェ(?)みたいなお店もあるので、のんびり行ってみても良いかと思います。
そんな感じの三井寺です。
私は説明看板も結構読む方で、大体は写真を撮って帰ってからじっくり読むんですけど、現地でも斜め読みくらいはするんです。
そうじゃないとどういういわれがあってとか分からないですから。
ただ三井寺ってたくさん建築物とかがあって、それがそれぞれに説明看板あるから、斜め読みでも全部の看板読んでるとす~っごく時間がかかりますw
私はひとりで行ったので自分のペースで進めるからいいけど、もし複数人で行くなら、そういうのを読むとか、結構好きな人同士だけで行くのがおすすめかも。
三井寺から琵琶湖に出て少し南に行くと大津港があって、夜はそこでびわ湖花噴水のライトアップがあるんです。 泊りで観光に来てる人なのか分からないけど、最近は夜にそれを見に来てる人が結構いますね。
大津の天台寺門宗総本山三井寺(園城寺)のページでした。
他のページも是非ご覧下さい。
自転車で滋賀観光とサイクリング(トップページ)
大津(瀬田)のびわこ文化公園と源内峠遺跡
おごと温泉観光公園の足湯で休憩
日吉大社と大津市坂本
近江神宮(ちはやふる聖地)
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日々自転車で滋賀のどこかへサイクリングや観光に行ったり、スイーツを食べに行ったりしてます