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豊郷小学校旧校舎は、アニメ「けいおん！」の影響によって全国的に知られるところとなり、聖地巡礼に多くの人が訪れたり、イベントが催されていたりします。
また、実写映画「僕は友達が少ない」や「君の膵臓をたべたい」などでも撮影に使用されました。
所在地 滋賀県犬上郡豊郷町石畑518番地 （地図を見る）
時 間 9:00～17:00
最寄駅 近江鉄道 豊郷駅（徒歩10分くらい）
年末年始は休館
旧豊郷小学校は有名な建築設計士、ウィリアム・メレル・ヴォーリズによって設計された建築物です。
滋賀県内にはヴォーリズ設計の建築物はあちこちにあるためそれほど珍しい物では無く、滋賀県内の人にとって旧豊郷小学校をわざわざ見に来る人も少なかったのではないかと思います。
それが、けいおん効果によってすごい数の人が訪れるようになり、その様子や、または旧豊郷小学校そのものが取り上げられるようになり、
このうさぎと亀に代表される、豊郷小学校旧校舎の各映像は一般にも知られるところとなりました。
とりあえず旧豊郷小学校の写真を並べていきます。
電話機。
時代を感じさせます。
階段。
けいおんのシーンを彷彿とさせます。
ウサギと亀は階段の手すりに置かれているので、旧豊郷小学校と言えば階段になってますね。
3階にはけいおんの部室が再現されていました。
ティータイム！
こちらもけいおんでおなじみ。
旧豊郷小学校の校門から入って右手が講堂。
2階から。
ちなみにけいおんでライブをしていたのはここではなくて、上の部室の隣の部屋みたいです。
イベントなどで演奏会がある時はここで行われています。
校門から入って左手は酬徳記念館。
現在は土産・特産物販売、カフェ、観光案内所になってます。
しかしそれ以上にここがけいおんの・・・。
完全なる聖地になっています。
同志によるけいおんのイラストが描かれた絵馬とポストカード。
市販品のけいおんのフィギュア。
けいおん登場キャラクターの等身大パネル。
などなど。
置いてある物が年々増えてますｗ
そもそもヴォーリズ建築って、どこが見学できるのか分からないんですよね。
だから興味があっても、実際に中まで見に行ったことのある人はどちらかと言えば少ないと思います。
それが豊郷小学校旧校舎は一般に開放されているのが知られると、滋賀県内の一般の人も行くようになった感じだと思います。
実際に私もヴォーリズ建築って外観はいくつも見たことあるけど、中に入ったのは旧豊郷小学校が初めてです。
といっても、来てる人の多くはたぶんけいおん聖地巡礼なんだと思いますけどねｗ
蛇足ですが、旧豊郷小学校にはちょくちょくけいおんのコスプレしている人とか、男の娘とかいるので、それも密かに楽しめますｗ
旧豊郷小学校内の酬徳記念館の中ではコーヒーが飲めます。
また、豊郷町にあるカフェ御結（おむすび）などが製造する洋菓子なども販売されています。
今回はその中からいちごのシフォンサンドを頂きました。
コーヒーは豆からひいた本格的なものだそうです。
確かに酸味と苦味がハッキリしているコーヒーらしい味です。
シフォンサンドは割りとあっさりしていて食べやすい感じ。
結構おいしい。
カフェ御結も今度行ってみます。
平日は観光案内所の方が入れてくれるコーヒーだけなんですが、日曜はうさかめ！カフェが営業しています。
そちらでは手作りたいやきやワッフルとアイス、唯の焼印が入ったトーストのほか、カレーやハンバーグもあるみたいです。
飲み物はコーヒーのほか紅茶やクリームソーダなどもあります。
しかもコーヒー200円ｗ
それ昭和の値段ｗ
ちなみに観光案内所のコーヒーは350円でした。
今時のカフェの値段からしたら、これも安いほうですね。
旧豊郷小学校では12月にイルミネーション＆ライトアップされています。
今回行った時は午後5時時～10時までのライトアップで、私は日暮れ前から7時くらいまで写真撮りながらのんびりしていたのですが、人が結構来てました。
真っ暗になったくらいが一番多くて、その後は来たり帰ったりを繰り返しながら少しずつ減っていく感じです。
7時くらいでだいぶ少なくなっていたので、写真を撮るのが目的ならその時間以降がおすすめです。
ちなみに今回、けいおんキャラの着ぐるみの人とコスプレの人がいて、着ぐるみの人は写真を撮らせて貰ったのですが、どこに保存したか分からなくなったので保留ｗ
見つかったら載せるかもしれません。
毎年ここ豊郷小学校旧校舎群にて、けいおん関係の同人誌即売会やコスプレ等のイベントが行われています。
大規模なコミケではないけど、日本全国からけいおんが好きな人が来るみたいで、多くの人が旧豊郷小学校に集まります。
2018年度は仕事の都合で行けなかったのですが、次回は行けたらいいなぁと思っています。
他にもけいおんキャラのお誕生日会のイベントなども行われています。
主催は豊郷ティータイム。
サイトはこちら http://toyosatoteatime.info/
けいおんが好きな人は是非！
以前耐震強度がやたらと取り沙汰されていた頃、当時の豊郷小学校、現在の豊郷小学校旧校舎群は取り壊して新築されることになりました。
ヴォーリズ設計の豊郷小学校をそんな簡単に取り壊しなんて、完全に癒ちゃ・・・（略）
豊郷町の人間じゃない私ですら残した方が良いと思うくらいで、豊郷小学校を卒業した人達にとってはなおのことだと思います。
そして豊郷小学校取り壊し反対派の住民と一悶着あって、それがテレビで放送されたんですよね。
そのため滋賀県内では少し話題になりました。
その時の住民の「あんたらこの小学校出とらんから分からんのや！」っていうのがすごく響きました。
ホントにそう思う。
この町の人じゃなくて、豊郷小学校卒業したわけでもない人が、取り壊し決めるっておかしいよ。
でも取り壊しは強行されて、周りの建物がいくつか壊されたそうです。
そのため住民の人達は豊郷小学校の校舎に立て篭もり、篭城を始めました。
その後色々あって、ついに取り壊しは撤回。
この豊郷小学校は残されることになりました。
そして
良くも悪くも話題になった旧豊郷小学校。
たぶんそれが影響して、けいおん！の製作会社である「京都アニメーション（以下、京アニ）」の人か、京アニの関係者の目に止まったんでしょうね。
けいおん自体が社会現象（メンバーが持つ物と同じデザインの楽器が全国的に売り切れて手に入らない等）になるほどすごく面白いアニメだったこともあって、その舞台モデルとなったこの旧豊郷小学校が話題になり、
多くの人が訪れるようになりました。
冒頭でも触れましたが、さらにその様子がテレビで紹介されるなどして、ますます旧豊郷小学校に訪れる人が増えました。
さらには他の映画やドラマ
と、毎年のように旧豊郷小学校でロケが行われています。
小学校以外でも、豊郷町内で砂の器などのロケが行われています。
滋賀県は近江八幡などロケ地として良く利用されていますが、豊郷町もその仲間入りをした感があります。
旧豊郷小学校に聖地巡礼に訪れた人達は少しずつかもしれないけど、直接何かを買う以外にも、飲食したり、ガソリン入れたり、豊郷町にお金を落としていると思います。
だから町は（ついでに近江鉄道も）前よりも潤ったと思います。
それもこれも、取り壊しの時にこの豊郷小学校を守ろうとした人達のおかげです。
それにさぁ、豊郷町の人は偉いよ。
未だに「アニメなんか」って言う人いるし、他の町だとここまでにならなかった気がするよ。
色々と気苦労もあるんだろうけど、それでも持ちつ持たれつというか、聖地巡礼者と旧豊郷小学校がうまくやっていけたらいいなと思います。
なお、豊郷小学校旧校舎群の取り壊された一部の建物については、復元が計画されているそうです。
ちなみにあまりアニメを見ない人向けに書いておくと、京アニは結構古くからアニメの制作をしていた会社で、自社主体で製作したアニメはヒット作だらけです。
京アニの制作なら安心っていうくらいハズレ無しです。
旧豊郷小学校とけいおん聖地のページでした。
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