ここでは滋賀県内の旧中山道(なかせんどう)を、端から端まで紹介します。
と言っても、大津宿から草津宿までは旧東海道と同じなので、その区間は滋賀県の旧東海道のページをご覧下さい。
草津宿から分岐するので、このページでは草津宿から柏原宿までをその方向に進みながら書きます。
なお、中山道の書き方には「中仙道」というのもあるのですが、江戸時代に中山道に統一されたらしいので、ここでも中山道と書きます。
あと、徒歩や自転車と二輪は良いのですが、車の場合、滋賀県内の旧中山道は一方通行だらけなので注意が必要です。
ルートについては一部分かりにくいところがあるくらいで、ほとんどが道なりで分かりやすいです。
分かりにくいところが旧東海道と比べて少ないので大体書いておきます。
このページの目次
中山道草津宿には、本陣が現存しているので是非どうぞ。
滋賀県内の宿場の本陣が常に公開されているのはたぶん草津宿だけです。
本陣から北東に少し進むとトンネルがあり、その手前に「追分道標」があります。
南東に進むと東海道、北東に進むと中山道であることを示しています。
中山道はトンネルをくぐって北東に進みます。
商店街を抜けると、JR草津駅のすぐ近くを通ります。
滋賀県草津市は滋賀県最大と言ってもいいくらいの繁華街で、この草津駅と南草津駅を挟んで東と西はどちらも広く市街地化しています。
ホテルなどに宿泊されるのなら宿探しは苦労しないと思います。
草津駅西口の近くにあるディオワールドは、滋賀県内に多くあるホームセンターアヤハディオの最強版です。
何か必要な物があれば、寄ってみると良いと思います。
ウェア類は無いですが、自転車の部品に限ればたぶん滋賀県で一番の品揃えだと思います。
ここまでJR東海道本線(琵琶湖線)の南側を通っていたのですが、下の写真のところで線路をくぐり北西側が中山道になります。
出たところの県道2号線が中山道で、そこからまた北東に進みます。
滋賀県守山市の手前(栗東市内)の右手に「大宝公園(だいほうこうえん)」があって、その中に「松尾芭蕉句碑」が建っています。
中山道沿いにあるので、公園内を通ってみて下さい。
ちなみに芭蕉さんのお墓は滋賀県大津市の旧東海道沿いの義仲寺にあります。
滋賀県守山市に入ってしばらくすると右手に「中山道今宿一里塚」があります。
一里塚とは、一里ごとに設置された当時の目印や休憩所みたいなものです。
滋賀県内では唯一現存する一里塚だそうです。
道なりに進み、県道151号線が中山道になります。
県道151号線になって間も無く右手に「中山道街道文化交流館」があって、この辺が宿場の繁華街になります。
2階では中山道や地域に関するものが展示されていて、時期によって変わるみたいです。
建物は滋賀県内にいくつかある「近江商人屋敷」と似たような構造になっているので、そういった建物に興味があるなら是非どうぞ。
基本的には中山道の街道休憩所なので、休憩やトイレなどもどうぞ。
なお、向かいにある公園のようなところ(にぎわい広場)の奥に無料の駐車場があるので、車の方はこちらに。
少し進むと右手に「うの家」があります。
ここは第75代内閣総理大臣 宇野宗佑さんの生家です。
滋賀県出身の総理大臣なんですね。
中も少し見ることができます。
明治初期頃に建てられた建物だそうです。
中にはレストランとカフェ、レンタルスペースがあります。
こちらも、駐車場はにぎわい広場になります。
自転車は建物の横(カフェの前)にサイクルラックがあります。
中山道は「吉身三丁目」の信号を越えると、急に車通りの多い道になり、歩道も無いので注意して通行して下さい。
この辺り右手にある住宅地を中山道を外れて南東に向かうと、すぐにJR東海道本線(新幹線ではない)の線路があって、こんな感じの三連橋があります。
明治初期頃に作られたものだそうです。
中山道に戻り間も無く「野洲川」を渡る橋になり、南側に歩道があるのでそちらを通ると安全です。
ただ時間帯によっては、橋を渡る手前のところの車の往来が地獄なので、道の横断は死を覚悟して突破する必要があるかもしれません。
この辺で守山市が終わり、滋賀県野洲市に入ります。
野洲川を渡り真っ直ぐ行くと線路の高架があってそれ沿いに道があるのですが、中山道は線路沿い方向ではなく、線路をくぐります。
しばらく進むと「背比べ地蔵」というのがあって
そこからもう少し進むと、朝鮮人街道分岐点があります。
街道に良くある道のペイントに沿って行くと朝鮮人街道で、中山道は直進と言うか右側です。
野洲小学校の右側を通るのが中山道。
そしてその学校の前にややこしい交差点があるんだけど、中山道を外れてそこを左、野洲駅方向に進むと
スプーンっていうすごくおしゃれでかわいいカフェがあるので、ご飯や休憩に是非どうぞ。
中山道に戻って北東に進みます。
しばらく進むと右手に「桜生史跡公園」という古墳のある公園があります。
石室の他に石棺も残ってるので、古墳とか考古学とか好きな人は是非どうぞ。
そこから少し進むと右に銅鐸博物館があります。
中山道からは少し離れますが、こちらも好きな人はどうぞ。
日本で一番大きい銅鐸があります。
その後、中山道は国道8号線と並んで進み、重なることもしばしばあります。
滋賀県蒲生郡竜王町に入ると、中山道沿いに「道の駅竜王かがみの里」があります。
観光案内所もあるので、休憩がてら寄ってみて下さい。
ちなみに2021年に某背広トラベルさんが近江牛を食べて大絶賛していたところがここです。
その少し手前と言うか、道の駅から道路に出て正面左に「源義経元服池」があります。
元服とは、その時代の頃の男性が成人した時に行われる儀式のことだそうです。
その儀式の時に、ここの池の水が使われたそうです。
その後、「西横関」の信号から日野川方面に進み、川沿いが中山道になるのですが、私が行った時は動物避けの柵があって、チェーンがぐるぐる巻きされていたので通るのをやめて国道8号線に出ました。
滋賀県内では良く見かけるもので、ホントなら簡単な鍵がかけてある程度なので、誰でも気軽に通れるはずなのですが、ここはこんな感じみたいです。
でも一応逆からこの柵まで行ってみようと思って行ってみたのですが、誰も通らないせいで蜘蛛の巣だらけだし無理して通らなくて良いと思います。
もともとここに日野川の渡しがあったのですが今はもちろん無いので、一度8号線に出て、橋を渡ったら川沿いを北上し、T字路を右が中山道です。
T字路を左に少し進むと、日野川の渡しがあったところに中山道の説明看板などがあるので興味がある人はどうぞ。
川を越えたところから滋賀県近江八幡市になります。
国道8号線「馬淵町」の信号から「西宿町」の信号まで、中山道はほとんどが8号線になります。
「西宿町」の信号を右、そしてすぐを左に武佐駅方面に進みます。
間も無くして左手にすごく大きな楠があって、ここが「伊庭貞剛邸跡」です。
伊庭貞剛さんは住友の第二代総理事だそうです。
滋賀出身の人なんですね。
ここは公園になってるみたいです。
ちなみにこの後何人か有名な人が出てきます。
中山道からは少し距離がありますが、武佐駅から西にある八幡堀やラ・コリーナ、安土城跡などはおすすめの観光地なので、時間に余裕のある人は是非。
奥石神社(おいそじんじゃ)を過ぎて国道8号線を西に跨ぎ少し進んでから北上、再び8号線を東に跨いで少し進むとこのモニュメントがあります。
東に8号線を跨ぐところが交差点だから、そのまま直進してしまいそうなのですけど、中山道は少し8号線を進みます。
その後このモニュメントがあるので目印に。
その辺りから滋賀県東近江市に入ります。
中山道をしばらく進むと明治天皇北町屋小休止の碑というのが建っていて、そこから西に少し行ったところにある五個荘金堂というところは重要伝統的建造物群保存地区に指定されているところです。
近江商人屋敷や街並みが当時のまま保存されています。
水路を泳ぐ鯉が有名。
近江商人屋敷は他に滋賀県近江八幡市と蒲生郡日野町にもありますが、私は金堂が一番好きです。
そういう建築物や街並みの風景が好きな人は是非行ってみてください。
八幡堀とその辺の街並みをスルーしてしまった人も、金堂の方が中山道から近いので是非。
●重要伝統的建造物群保存地区の五箇荘金堂を散策
中山道に戻って、小休止碑からもう少し進むと左手に洋館の旧郵便局があります。
特にいわれがあるわけではないみたいですが、中山道沿いにあって、ちょっと目を引く外観です。
大正に建てられた物だそうです。
滋賀県愛知郡愛荘町に入り次の宿場、愛知川宿になります。
愛知川宿に入って少し進むと、愛知川ふれあい本陣(建物は旧近江銀行)があります。
ここには観光案内所のほか、この建物の裏にカフェと宿泊施設があります。
滋賀県内の旧中山道沿いで宿泊施設は結構珍しいですね。
一部屋単位の利用料なので、4人で泊まるとすごく安いです。
少し進むと「しろ平老舗(しろへいろうほ)」という創業150年(2019年現在)の和菓子屋さんがあって、そこに日本経済新聞「NIKKEIプラス1」の変り種大福で全国1位になった「きんかん大福」があります。
旅のおやつにどうぞ。
お店の中に少し座れるスペースがあるので、そこで食べることもできます。
そうそうそれと、全部かは分からないけどこのお店、いろんな和菓子が1個単位で買えるんです。
和菓子好きだからこういうお店に来るといつも買おうか迷うんだけど、12個入りとかはさすがに多すぎていらないから、割高になっても1個ずつを3個4個買える方が良いんですよね。
愛知川(現在の愛荘町)には「びん細工手まり」という滋賀県伝統的工芸品があります。
中山道からは少し外れますが、愛知川図書館にあるびんてまりの館にびんてまりと資料の展示があるので興味のある人はどうぞ。
そこでびんてまりは売っていないので、購入は近江鉄道愛知川駅にあるコミュニティハウスにて。
すごくかわいいので、特に女性への中山道土産には良いですね。
ただちゃんとした滋賀の工芸品でお土産レベルの金額ではないので、そういう人はキーホルダー型の小さい方をどうぞ。
そちらは今回見た時は800円でした。
びんてまりの館に行く途中の、線路を越えてすぐにあるこの古い建物は旧愛知郡役所です。
大正の頃の建築物だそうです。
外壁は塗りなおされてるみたいなのと、中も耐震対策とかでだいぶ変わってますが、面影は残ってます。
今はイベントなどで活用されてるみたいで、この日は写真展とプラレールの遊び場がありました。
どちらも入場無料です。
びんてまりの館に来たなら、そこからもう少し南にいくと「豊満神社(とよみつじんじゃ)」というところがあって
こんな絵馬や
こんなお守りがあるので、興味のある人はどうぞw
蛇足ですが、中山道沿いの「宝満寺(ほうまんじ)」と関係があるそうです。
読みw
もうひとつ蛇足ですが、愛知川には西武グループの創業者である堤康次郎さんの生家があるのと、お笑い芸人ダイアンの出身地です。
堤さんが滋賀出身なのは、滋賀県人にとっては良く知られた話です。
中山道に戻って、愛荘町を抜けて滋賀県犬上郡豊郷町に入ると、しばらくして左手に又十屋敷があります。
そこから少し進むと右手に伊藤忠兵衛旧邸があります。
伊藤忠兵衛さんと言えば、その名前の通り「伊藤忠商事」、それと「丸紅」の創始者です。
すごい有名な人ですが、滋賀出身なんですね。
この伊藤忠兵衛旧邸は三代目か四代目だったか忘れましたが、どちらかの好意によって無料開放して下さってます。
町管理の観光スポットではないんですよ。
そしてこのお屋敷がすごいです!
私は滋賀県内の近江商人屋敷とかをあちこちで見てきたけど、ここが一番すごいw
しかも無料なので、是非見学してみて下さい。
なお、大きな看板とかは無く場所が分かりにくいのですが、これは観光スポットとして営業してるわけではないからだそうです。
ここから少し北に行くと、伊藤忠兵衛像が建っているので、そこまで行ったらいきすぎと思っておくと分かりやすいです。
中山道を少し進むと右手に旧豊郷小学校があります。
滋賀で有名な建築家のヴォーリズ設計なのと、けいおんの聖地として全国的に知られています。
見学も無料でできるので、そういった建築物かアニメのどちらかが好きなら是非。
詳細はそちらのページを。
豊郷町を抜け、しばらく中山道らしい雰囲気の街道を進み、次の宿場高宮宿に入ります。
高宮宿に入ってすぐくらいに無賃橋があります。
昔は橋や川の渡しは有料だったのに、ここはただで渡れるということからその名前が付いたそうです。
少し進むと右手に滋賀で有名な多賀大社の大鳥居があります。
ここから多賀大社まで真っ直ぐ道が続いていて、この鳥居から参詣道だということみたいです。
距離は片道3kmくらいあるのですが、行ったことが無い人は是非。
高宮宿を抜けて中山道をしばらく進むと国道306号線を跨ぐのですが、306号線を西に進み、国道8号線を越えてさらに西に進むとひこにゃんが人気の彦根城があります。
●彦根城と城下町街ブラ
国内のお城としては上から数える方が早いくらい評価の高いお城(五つしかない国宝天守の内のひとつ)で、堀の向うにそびえ立つ姿はまさに日本の「ザ・お城」といった感じなので、行ったことの無い人は是非。
中山道に戻って、滋賀県彦根市小野町の新幹線の線路と名神高速道路の間に挟まれているとこらへんに、小野小町塚があります。
小野小町は平安時代の頃の歌人みたいです。
出羽国郡司小野美実という人がここで小町を養女に貰ったそうです。
ただ小野小町の伝承って全国のあちこちにあるみたいで、どれも確証がなく、そもそも架空の人物なんじゃないかという話もあるみたいです。
ここを越えて間もなくして、次の宿場鳥居本宿に入ります。
中山道沿いにある鳥居本宿交流会館さんあかはトイレが使えるので休憩にどうぞ。
宿場の資料の展示もあります。
自動販売機もあれば良かったんだけど、残念ながらありません。(2019年現在)
少し進むと右手に合羽(かっぱ)を作っていたお店があります。
ちょっと調べてみたのですが、私たちが言うところのカッパはレインウェアを指してますよね。
本来の合羽は、レインコートにあたるみたいです。
当時洋服ってなかったわけだからズボンもないし、コート状だったということだと思います。
しばらく進み左手へほんの少し中山道を外れると、国道8号線の向うに近江鉄道鳥居本駅があります。
そこに何かあるわけではないのですが、ここで行われた184時間の世界最長コンサートはギネスブックに登録されているそうです。
なぜそんなところでそんな大記録の演奏をしたのか謎ですw
駅舎は開業当時のままで、有形文化財に登録されているみたいなので、雰囲気が良いのに取り壊されたJRの駅のようにはならないと思います。
中山道に戻るとすぐ右手に本陣跡があります。
何も残っていないのですが、そこの消えかけている説明看板を読んでみると、住居部分がヴォーリズの設計による洋館に建てかえられたとあります。
まさかここにきてのヴォーリズw
確かにここにはそんな感じの建物が建っているのですが、見るからに一般個人宅っぽいので写真を載せるのはやめておきますw
そこの斜め向かいくらいにもう一軒の合羽屋さんがあります。
中山道を少し進むと、赤玉神教丸本舗があります。
もともとここで有川さんが赤玉神教丸という今で言う胃腸薬?を売り出したのが始まりだそうで、現在は有川製薬という製薬会社になっています。
今も続いてるってすごいw
この建物は薬局として2019年現在も営業してるみたいです。
鳥居本宿を抜けて少し進み、その後磨針峠を越えます。
この磨針峠の入口には下記のような小さな看板があって
左が本来の中山道のようなのですが、舗装されていないので、自転車の場合は右の舗装路がおすすめです。
実は私は最初左のダートに行ったのですが、人一人が歩ける程度の道幅になったところくらいで(小さなお手製の橋があるところ)、GPSを確認しようと立ち止まっていたら蚊がいたので払いながら歩いていたところ、
足が痒くなって、見てみると大量の蚊が足にまとわり付いていて、5箇所くらい噛まれていました。
そのまま歩いていたら峠を越える頃には数百箇所くらい噛まれそうな気がしたので引き返し、舗装路を進みました。(ダートを進んでも間もなく同じ道に出ます)
暖かい季節に行く人は注意して下さい。
また、舗装路は舗装路で
こんな看板があるので、こちらも注意して下さい。
峠自体はそんなに長くなく、名神高速道路の横に出るだいぶ前に上りは終わります。
普段から自転車に乗ってる人なら全く問題ないでしょう。
あとはゆるく下ったり、また少し上ったりしながら滋賀県米原市に入り次の宿場、中山道番場宿へ。
滋賀県内の中山道は北上するごとに活気を失っていく感じで、この番場宿が最も何も無い感じになっています。
ただ街道の雰囲気は私は結構好きな方です。
中山道は一里塚があるとこら辺でルートが少し分かりにくくなっていて、高速道路をくぐる方に進み、次の次の道を右が中山道です。
左にある「湖北サイクルロード」と右にある「中部北陸自然歩道」の看板が目印。
高速道路沿いに進む道ではないです。
実は私は以前来た時に間違って高速沿いに進んだことがあります。
国道21号線に出るところは、国道の向こう側(北側)にもうひとつ道があるのでそちらが中山道。
その後また21号線に出て、少し国道を進みます。
その後中山道はまた国道を渡って南側に進むのですが、JR醒ヶ井駅まですぐそこなので、21号線のままでも良い気がします。
そして次に人気の宿場、醒井宿へ。
醒井宿は滋賀県内の宿場としてはたぶん最も活気のある宿場町です。
2019年にはテレビの取材もありました。
東海道・中山道・北国街道合わせて、滋賀県内の宿場の中で、私はここが一番好きです。
JR醒ヶ井駅のところに、醒井水の宿駅があります。
一応ここでも書いておくと、駅は「醒ヶ井」宿場は「醒井」と書くみたいです。
道の駅ではないけど、大体そんな感じなので休憩にどうぞ。
なお、醒井宿の湧水は平成の名水百選の、なんと1位!
なので、是非飲んでみて下さい。
ただ出てるところが
ホース丸出しなのはもう少しどうにかなりませんか?w
宿場の雰囲気はすごく良いです。
東海道では関宿がすごく人気がありますが、私はそれに匹敵するくらい醒井宿は良いと思っています。
こちらが梅花藻(ばいかも)。
ちなみに夜は少しライトアップされています。
ゆらゆらと揺れる梅花藻。
問屋場の資料館の前です。
資料館では問屋場の建物と資料が見学できます。
本陣は料理屋さんになってるみたいです。
通りの中ほどにある久保田呉服店でちょっと休憩。
オリジナルスイーツ(200円)、抹茶わらび餅(150円)、湧き水コーヒー(150円)を頂きました。(2019年現在)
す~っごく安くて、びっくりw
オリジナルスイーツは梅の入ったゼリーとジェラートです。
まともな和菓子系のお店ならそれだけで500円くらいしそう。
ちなみに久保田「呉服店」で間違いないですよ?w
水路横にあるアクセサリーショップ。
店主はいたりいなかったりw
東側の加茂神社の横に平成の名水百選の「居醒の清水」の湧水地があります。
醒井宿を出ると、次の柏原宿まで特に何も無いので、サーっと進む感じです。
岐阜県との県境手前にある、滋賀県の端の宿場です。
柏原宿は当時の雰囲気が比較的残っている宿場町で、中山道の中で私は醒井宿に次いで好きかなぁ。
柏原宿歴史館はなかなか立派な建物です。
近くにある伊吹堂というところは窓に写真撮影禁止の張り紙があって、これって中のことだろうなぁと思ったら、実は建物そのものだそうです。
建物の写真を撮ってこういうところに載せたとしても、それが違法なわけではないんだけど、本人が嫌がってるのにわざわざ載せたりはしませんが、Googleストリートビューもそうだし、今ならSNSとかに載せる人もいるだろうね。
少しして左手にいわれのありそうな建物があって
映画監督 吉村公三郎の実家
祖父 柏原宿最後の庄屋
父 広島市長
兄 毎日新聞 天声人語執筆
という家系だそうです。
なんかみんな才あるねw
造り酒屋跡。
これと似たような外観の建物の本陣跡があって、どうもそちらは酒屋みたいです。
なぜそっちw
柏原宿を抜けて、滋賀と岐阜との県境まで行くと寝物語の里があります。
里と言ってもそこに何かあるわけでもなく、この溝が由来となっているという話。
近江国と美濃国の国境であるこの溝沿いにそれぞれあった家で、寝ながらにして隣国の人と話が出来たということだそうです。
ここから岐阜県なので、滋賀県の中山道はここまでとなります。
滋賀県はもともと湖岸沿い以外にキャンプ場が少ないこともあるし、中山道沿いには全くないので、テント旅なら野宿になります。
ホテルについては旧中山道はほとんどが近江鉄道やJR東海道本線のすぐ近くにあるため、駅の近くのホテルなどに期待してしまいますが、全部は無いです。
中山道から近くて、すぐ近くにホテルがある駅は全てJRで野洲駅、守山駅、草津駅、南草津駅、瀬田駅、石山駅、大津駅です。
米原、彦根、近江八幡駅などの近くにもホテルはありますが、中山道からはちょっと距離があります。
それ以外は無くはないとは思うのですが、大きなホテルとかは無いので、検索して出てくるかどうかという感じがします。
Googleマップ値ですが、柏原宿から大津宿まで大体中山道を通るルートで約72㎞。
徒歩だと15時間程度だそうです。
自転車だと早くて3時間、のんびりでも5時間くらいですね。
アップダウンはかなり少ないので、自分のペースの予想時間でほぼ行けると思います。
こうして書いてみると中山道って長い分もあるけど、東海道よりも見どころ多いなぁと思います。
写真もなるべく関係ないものは載せないようにしながらなんですけど、それでも55枚。
今のところ全部のページの中で一番多いです。
ビワイチのページがまだまだ途中で、中山道よりも多くなりそうなのはそれくらいです。
個人的には醒井宿と柏原宿、それと中山道とは直接関係ないけど愛荘町が楽しめるのでおすすめです。
滋賀県内の中山道のページでした。
他のページも是非ご覧下さい。
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