近江鉄道は人の運賃だけで自転車と一緒に乗ることができます。
ここでは近江鉄道の乗り方(運賃の払い方)や、実際に自転車を乗せるとどんな感じなのかお話しします。
サイクルトレインということですが基本的には普通のローカル電車です。
まずね、これが特殊なもんだから、サイクルトレインとか自転車以前にそもそもの近江鉄道の乗り方を知らないといけませんw
勝手ながら、駅に貼ってあったものを写真撮ってきました。
クリックで大きい画像が出ます。
まず、近江鉄道の駅はほとんどが無人駅で、終点や大きな駅じゃないと駅員がいません。
そのため、無人駅から乗って、無人駅で降りられるように、「バス」のような乗り方(運賃の払い方)になっています。
つまり、乗った時に「整理券」を取り、降りる時に整理券と料金を払って降りる、というわけです。
有人駅から無人駅やその逆は少し違いますが、無人駅から無人駅の乗り方さえ分かっていれば分かると思います。
近江鉄道は、無人駅では先頭車両しかドアが開きません。
ついでに言うと近江鉄道公式のサイクルトレインのページでは、自転車は「後部車両に乗ってください」とあったので、初めて乗る時に後ろの車両の前で待っていたのですが開けてくれませんw
同じように近江鉄道の乗り方を知らずに後ろの車両で待ってる人を良く見かけるので覚えておくと良いです。
近江鉄道の整理券は、電車が止まっている時に発券機(電車の中にある)からニョキって出てきて、電車が動き出したら引っ込みます。
なので、乗った時すぐに忘れずに取って下さい。
降りる時の運賃の払い方は、一番前に行って整理券と料金を見せて、バスと同じような支払い箱があるので、そこに入れます。
両替機もそこにあるので、必要な場合は事前に両替しておきます。
なお、降りる人が多い場合は並んで待つのですが、「一番前に立って乗っている」という紛らわしい人もいるので注意が必要です。
近江鉄道の基本的な乗り方は大体こんな感じです。
全ての駅でそうかは分かりませんが、私が乗ったいくつかの駅(無人駅)では、改札以外にホームに入る道があったので、自転車の場合はそこから出入りします。
無人駅なので改札を通ってもいいんだけど、自転車があると狭いですw
・ 自転車持ち込み不可の駅がある
彦根、水口石橋(?)、新八日市~近江八幡間は自転車の持ち込みができません。
2019年度版の時刻表では、水口石橋駅が自転車の持ち込み不可では無くなっていました。(現場では確認してません)
また、他のメディアなどで「八日市駅」が自転車持ち込み不可と書かれているのを見たことがありますが、不可なのは「新八日市駅」であって、「八日市駅」は可です。
・ 自転車持ち込み可能な時間
平日 9時~16時
土・日・祝日 終日
自転車は後部車両をご利用下さい、とのことです。
基本的に乗り降りが前の車両なので混むためでしょうね。
ただ、前の車両で自転車スペースがある時もあります。
5台以上の場合は連絡下さいとのことです。
変更があるかもしれないので、近江鉄道のサイクルトレインのページにて確認して下さい。
サイクルトレインと言っても、自転車を乗せるための特別な乗り方があるわけではありません。
立ててロックするとか、そういうものは無いです。
基本的には自転車と共にゆらゆらと乗るだけですw
車両によっては自転車スペース(座席が外してある箇所に自転車マーク)があるので、そこに行く感じです。
だからといってそこにロックする・・・(略)
その場合は自転車と共に立って乗ることになるので、長距離の場合は隙を見て座ることをおすすめします。
自転車の持ち込みができる時間帯は混んでないので十分座る余裕はあります。
自転車スペースが無い場合、私は普通にシートに座って、自転車を支えてます。
それ以外に方法ないですよね?
さすがに寝かしておくわけにはいかないし、立て掛けてても電車の揺れで倒れます。
もしかしたら自転車スペースに寝かしておくのかもしれませんが、ワッサワッサ揺れますよね・・・。w
近江鉄道のワンデイスマイルチケットは、1日中、近江鉄道が乗り放題になる定額チケットです。
金・土・日及び祝日のみ販売。
料金の支払い時に「ワンデイスマイルチケット下さい」と言えば買えます。
私が乗った時は880円でした。(こどもは440円)
サイクルトレインに何回も乗り降り可能です。
土日祝日なら終日自転車の持込が可なので、時間を気にせず、近江鉄道沿線周辺の観光やサイクリングができます!
また、時刻表は近江鉄道のサイトでも見れますが、駅員のいる駅で時刻表が貰えるので、どこかで貰っておくと便利です。
近江鉄道の鉄道むすめ、豊郷あかねちゃんがかわいいです!
鉄道むすめとは、日本全国のローカル鉄道会社それぞれのイメージキャラクターです。
正確には、トミーテックが展開する鉄道むすめキャラクター事業ですね。
近江鉄道ではスマホケースや竹うちわ、ボールペンなどが販売されています。
近江鉄道の彦根駅・八日市駅・貴生川駅・近江八幡駅で売っているみたいです。
ほかに旧豊郷小学校の観光案内所でも売っています。
豊郷あかねラッピング電車もあるので、観光記念に写真でもどうぞ。
↑ミュージアムお手伝い中、↓ビア電業務中。
ちなみに、なぜ「豊郷」なのかというのはたぶん「けいおん!」の影響だと思われます。
「あかね」は近江鉄道「万葉あかね線」から。
標識も豊郷駅は味わいのあったものからあかねちゃんに変わっています。
2021年に行われた鉄道娘15周年人気投票で、豊郷あかねちゃんは5位でした!
サイクルトレイン的な絵があっても良さそうですが、トミーテック的にはあまりサイクルトレインって関係ないですもんね。
でも近江鉄道ミュージアムって確か閉鎖・・・(略)
私が近江鉄道サイクルトレインに自転車を乗せて行こうと思った一番の理由は「時間の節約」です。
目的地に早く着くほど、現地でゆっくりできるからですね。
ただ特急とかではないので、そんなに何時間も早くなるというわけでもないです。
それでも長距離になるほど早く着くので、長くなるほど乗ってもいいなぁと思います。
滋賀県に住んでいて働いていると、ほとんどの場合車に乗っているので、車に自転車を載せていく案もあります。
ただこの場合絶対に必要なのが「長時間停めておける駐車場」で、それがあるかどうかと費用が分からないと、車に自転車を乗せていく案は意外に実行しにくいんですよね。
電車だとそれを考えなくて良いし、特にサイクルトレインだと自転車をそのまま持ち込みできるので、近江鉄道は気楽に乗れるから良いです。
あと、これはそんなに期待することも無かった「疲労度の軽減」が思っていたよりも良かったです。
私の場合自転車でそんなに距離を走らないので、もともとそんなに疲れてないのですが、
結構キツイルートを走ったあと、帰りが夜になってしまった時に、電車に乗った時の安堵感や、良く知った駅に降りた時のホっとした感じはすごく良かったです。
自転車は夜は昼と比べると疲れやすいし、それで長距離走ることを考えたら、近江鉄道に乗って良かったと思います。
大体は明るいうちに帰ってくるから行きだけ電車というパターンなんですが、現地でのんびりしすぎて現地ですでに夜になることもちょくちょくありますw
そもそもの近江鉄道とは?という話。
近江鉄道は1896年(明治29年)設立のローカル電車。
割りと有名な話は、西武グループ創業者の堤康次郎さんが滋賀出身だからやってくれているということなのですが、設立当初はそうじゃないんですね。
西武グループの経営傘下に入ったのは1943年(昭和18年)からだそうです。
現在は西武鉄道の100%子会社。
そのこともあって、車両はほとんどが西武鉄道のものみたいです。
近江鉄道は設立当初から経営が厳しくて、近年はずっと赤字経営だったこともあって、2020年に滋賀県や地元自治体と協議した結果、線路などの設備は自治体が、運営は近江鉄道が行うということになって、今後も近江ガチャコンは走ります。
ちなみに滋賀県でJR以外のローカル電車だと他に京阪電車がありますが、こちらは自転車の持ち込みは不可です。
輪行は可。
近江鉄道へのお問い合わせはこちら
近江鉄道株式会社 鉄道部運輸課
TEL:0749-22-3303
FAX:0749-24-1560
受付時間 平日8:30~17:30
近江鉄道サイクルトレインの自転車での乗り方のページでした。
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日々自転車で滋賀のどこかへサイクリングや観光に行ったり、スイーツを食べに行ったりしてます