百済寺・永源寺ヒルクライムコースは、滋賀県東近江市の東にある百済寺町(ひゃくさいじちょう)から県道229号線を東に角井峠、県道34号線の筒井峠、国道421号線からの石榑峠(いしぐれとうげ)を上るヒルクライムコースです。
近くにあるのでまとめました。
それぞれ別に上っても良いし、百済寺から3つを一度に満喫しても良いですね。
ヒルクライムを楽しみたい(苦しみたい)という人は必ず307から229を東に上って下さい。(逆向きは楽)
コース的には湖東サイクリングコースに近いのでそちらもどうぞ。
なお、冬季は閉鎖されます。
このページの目次
県道229号線の「百済寺こちら」みたいなところを通り過ぎたとこら辺が大体のスタート地点です。
序盤こそゆるやかな上りなのですが、そこそこ山に近づくと急な上りが続き、しばらくすると、ただひたすらにつづら折りをこれでもかというほど上らされます。
こんぜヒルクライムや鈴鹿スカイラインヒルクライムでもつづら折りはありますが、つづら折りだけで言えばここの方が遥かにキツイです。
途中休めるところ(平坦や下り)はほとんどなく、峠を越えるまではずっと上りというところもキツイ理由です。
下り始めると、県道34号線と交わるまでほぼ下りなので、結構休めます。
なお、この下り部分は道の状態はそんなに良くなくて、舗装の継ぎ目みたいなところがちょくちょくあって、歩道の段差みたいな感じになってるので、あまり調子に乗ってスピードだしてるとパンクがヤバイです。
もし角井峠の上で足が無くなったら、そのまま引き返すか、県道34号線を犬上ダム方面に北に進む方が楽なのは楽です。(そっちはほぼ下り)
県道34号線と交わるところはそのまま真っ直ぐが県道34号線筒井峠です。
ここからまた上りが始まります。
ここの少し手前の左側の公園みたいなところにトイレがあるので、非常時にどうぞ。
個人的には角井峠の方がキツイと思いますが、こちらもほぼ休めるところがないのでキツイです。
結構な斜度が安定して続きます。
途中に川を渡るところがあるので注意が必要です。
石畳というより石垣なのですごいでこぼこしてます。
上りはいいけど、下りで気付かなかったら結構危ないです。
下り始めると国道421号線までずっと下りで、結構キツイ坂を下っていきます。
国道421号線に交わるところは左が石榑峠方面、右が国道307号線方面です。
ここまできてお腹いっぱいな人は、307方面に421を下っていくと良いでしょう。
大体下りで307までいけます。
私の場合、角井峠だけでお腹いっぱいですけどねw
石榑峠に向かう場合は、421に出て左にすぐ道の駅があるので、補給やトイレを済ませておくと良いですね。
ここと上の二つを分けたのは、ここだけでも結構キツイからです。
実際上二つを行ってからさらに石榑峠いける人って、レースに出るような本格的なヒルクライマーくらいだけだと思います。
私のようなどちらかと言えば観光目的な人は無理w
そんなわけで、ここは国道307号線から国道421号線を上る場合について書きます。
国道307号線御園の交差点から石榑峠頂上まで26kmくらいです。
国道421号線は、国道307号線から上り基調で少しずつ上っていきます。
この上り基調というのもそこそこに上りなので、楽ではないです。
自転車の場合多くが421号線の近くを走る道がある旧道があるので、そちらがおすすめです。
永源寺ダムを越えたところくらいからは割りとちゃんとした坂がしばらく続き、石榑峠が始まります。
なお、峠の少し手前には道の駅があるので、トイレや補給はそこで済ますことができます。
石榑峠はもともと国道421号線で滋賀県から三重県に抜ける道だったのですが、トンネルが開通した為、車・バイクのほとんどはトンネルを通るようになり、石榑峠はすごく快適なヒルクライムコースとなりました。
ちなみに車で滋賀県から三重県に行く場合も、鈴鹿スカイラインという峠を通らなくて済むようになったので、すごくアクセスが良くなりました。
そんなわけで峠への道はそのトンネルの手前からになります。
少し進むと「この先通り抜けできない」旨の看板がありますが、これは県境となる頂上の話で、それに自転車は通り抜けできます。
今回は頂上まで行って引き返すので、三重県側の状況は分かりません。
峠に入ってすぐに「県境まで5.2km」という表示があり、頂上まで点々とこの表示があるので参考になります。
石榑峠の斜度を体感で書くと
・ 3kmを切るくらいまでが一番キツイ
・ 3kmを切ると斜度は緩くなり、清々しい高原を気持ち良く走れる
・ 1kmを切るとまた少しキツクなるけどそんなにでもない
という感じです。
道の状態はすごく良いです。
ひび割れや段差もほとんどありません。
強いてあげれば崖から落ちてきた小石や砂がそこそこありますが、気にするほどではありません。
県境の頂上にはコンクリートブロックがあり、今回行った時はチェーンが張ってありました。
ずっと前に来た時はチェーンなんてなかったんですが、トンネルができたことでこうしたのかもしれませんね。
三重県側の眺望。
向こうの方にうっすらと街が見えます。
三重県側の道。
コンクリート地獄w
ここの道がなぜ2トン車以上通行禁止なのかというと
道が狭い上にコーナーがきつくて、大きなトラックは曲がりきれないんですよね。
まだ車が通れた時に、なかなか曲がれなくて立ち往生している車がいて大渋滞してました。
ちなみにここにも
割りと具体的に書かれた熊出没注意の張り紙w
危ないので山に入っていくのはやめましょう。
石榑峠ヒルクライムは大体こんな感じです。
峠だけで言えば角井峠の方が遥かにキツイのですが、ここに来るまでですでにしんどくて、私の足と体力では峠に入るトンネル手前でもういいくらいですw
それと、三重県側から上る場合はもっとキツイです。
国道とは思えない相当キツイ上りなので、足に自信のある人は是非三重県側から上ってみてください。
個人的にこの石榑峠ヒルクライムはすごく良いコースだと思っています。
例えば永源寺のお寺があるとこらへんをスタート地点とした場合、国道421号線ではない細い道を進んで行くルートで、石榑峠の上までで約20㎞あります。
石榑峠に入る前もそこそこの上りが続くし、最終5㎞にキツイ上りと、ヒルクライムレースで良くあるコースになっています。
滋賀県だとこんぜヒルクライムや岩間寺ヒルクライムが有名ですが、そっちはほとんどキツイところだけのコースなので、もう少しこう、ゆっくり苦しみたいという人は石榑峠がおすすめです。
そんなわけで、ふたつのヒルクライムをまとめて書いてみました。
峠だけで言えば楽なのは石榑峠なんだけど、そこまで自走してくるとなかなかキツイ。
角井峠は私はもう行きたくないくらいキツイし、筒井峠はどちらから行ってもキツイ。
狭い範囲に3つも峠があるので、ヒルクライマーの方にとってはなかなか楽しめると思います。
百済寺・永源寺ヒルクライムコースのページでした。
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自転車で滋賀観光とサイクリング(トップページ)
湖東サイクリングコース
数字は正確ではありませんが大体の
距離 獲得標高 平均勾配 です
日々自転車で滋賀のどこかへサイクリングや観光に行ったり、スイーツを食べに行ったりしてます