鈴鹿スカイラインは私にとってホームグラウンドと言っても良いくらい慣れ親しんでいるコースです。
でも大体は車かバイク(自動二輪)で行ってるんですけどね。
バイクが断然多くて、次に車、その次に自転車という感じです。
自転車のサイトなので、今回はもちろん自転車(ロードバイク)目線で書きます。
このページの目次
鈴鹿スカイラインは滋賀県と三重県にまたがる鈴鹿山脈を越える国道477号線のことです。
国道1号線の通る「鈴鹿峠」とは別です。
以前は有料道路でしたが、今は無料で通れます。
基本的には峠なので、グニャグニャと曲がる道を上って行く感じです。
もともと三重より滋賀の方が標高が高いので、ロードバイクだと三重側から上るほうがいろいろキツイです。
三重側からは街が終わったところからいきなり峠が始まるというイメージです。
逆に言えばよりキツイ峠を上りたいとか、キツイコーナーを楽しみたいとかなら三重側から上る方が楽しめます。
滋賀側はもともと少し標高が高いところからさらに、それほどきつくはないけど緩くも無い感じで標高が上がっていく為、峠道らしきところは比較的短く、4km程度で山頂まで行きます。
(ここで言う山頂とは道路が通っている一番標高の高いところです)
実際には青土ダム手前のところだとか、街に入る手前のところだとかもずっと上りなので、そこらも含めると10km~20kmのヒルクライムといっても良いかも知れませんが、キツイ上りが連続するのは4kmほどという感じです。
「スカイライン」と名の付くような道できちんと整備されているまともな国道なので、特別斜度がキツイところもなく、割りと走りやすく山頂まで行けます。
ただそれはあくまでヒルクライムとして見た場合で、上りが苦手な方は確実に避けた方が良いレベルの坂道です。
12月中旬ごろから4月上旬ごろまで通行止めになります。
なお、地図上では東西に移動するのに丁度良さそうに見えるのですが、ここで書いているように結構なヒルクライムなので、自転車で移動するだけが目的なら、国道1号線で鈴鹿峠を越える方がだいぶ楽です。
滋賀県内から鈴鹿スカイラインに向かう最もオーソドックスな道は県道9号線です。
国道1号線から、県道9号線へと経由し、国道477号線へと接続されます。
北側から来る場合、国道477号線から日野町を抜けて来るコースがあります。
これはそのページでも書いていますが、日野町東端で一山超える(そして下る)ので、県道9号線と比べるともう一仕事ある感じです。
東から来る場合は国道1号線で鈴鹿峠を越え、下りの途中から9号線に向かいます。
自走せず車にロードバイクを乗せてヒルクライムだけしにくる場合、山頂のパーキングに車を停めて、下ってから上るという感じが良いと思います。
どちら側も麓に車を停められるところがないわけではないのですが、停めていて良いのかどうか分からないからです。
結構気持ち良い道なのでここだけ少し。
基本的には鈴鹿スカイラインに向かってずっと上りなので、軽いサイクリングという感じで行くと思っているよりハードなんですが、極端にきついところもないので、シティーサイクルやミニベロなどで行っても気持ち良く走れると思います。
交通量の少ない田舎道で、川沿い(ダム湖沿い?)を走る気持ちの良い道です。
青土ダムの近くにオートキャンプ場があって、アスレチックやオフロードバギーなどがあるので、ついでにここで遊んでいくという感じも良いと思います。
軽いサイクリングなら、終点は国民宿舎かもしか荘が妥当なところです。
ゲートがあるところからが鈴鹿スカイラインの本線という感じでいいと思います。
このゲートは冬季は閉鎖されるので、真冬に行く場合は注意が必要です。
滋賀県側はこのゲート付近に公衆電話があるので、非常時にはこれを使います。
確かめたことないですが、携帯電話はたぶん圏外です。(2021年に山頂駐車場で確かめたらつながりました)
滋賀県側は山間を走るような感じのヒルクライムが頂上まで続きます。
そのため、秋には落ち葉が多くあります。
ただこの道は滋賀三重を越える必要がある人の生活道でもあって、それなりに車が通るので車道に落ち葉はあまり残りません。
でもロードバイクで走る左側は結構残っていたりするので、特に下りはキープレフトしていると危険です。
なお、三重側は少し標高が上がると山間というよりも高原という感じになるので、個人的に走っていて気持ち良いのは三重側ですね。
山頂付近になると、少しつづら折りになり、滋賀県側のヒルクライムはここが最大の難所になります。
でもそんなに長く続くわけではないので、いくつかコーナーを越えると、山頂滋賀県側のパーキングに着きます。
そう言えば途中の左手にもパーキングがあるのですが、ガードレールで完全にふさがれているのは滑落しそうだからとかそういう理由なんでしょうね。
山頂のトンネルのところが県境で、どちら側にもパーキングエリアがありますが、トイレは三重側にしかありません。
ついでに言うと眺望も三重側の方が良いので、三重側に行く人は多いと思います。
トンネルには歩道がありますが、すごく細いので自転車は車道を走る方が良いと思います。
トンネル自体も短いし、交通量も少ないので、パッと行ってしまいましょう。
このトンネルのところが一番標高が高く、800mくらいあるそうです。
菰野(こもの)ヒルクライムチャレンジin鈴鹿スカイラインは三重県菰野町で3月頃に行われているヒルクライムレースです。
鈴鹿スカイラインは冬季閉鎖されるので、その時にしているみたいです。
距離8km、平均勾配8.4%、最大標高差660mだそうです。
私は参加したことが無いので詳しくはないのですが、スタート地点は国道477号線と県道577号線が交わる「千草」交差点から少し鈴鹿スカイライン側に入ったところからのようです。
ゴールは県境のトンネルの少し手前にある駐車場辺り。
そんなわけで大体の距離を私もロードバイクで走ってみたのですが、1時間2分かかりましたw
速い人は30分以内で走るそうなので、やっぱり倍くらいかかってます。
なお、私にとっては結構キツイヒルクライムなのが分かっていたので、最初から時速8kmというのんびりペースで進み続けたところ、約8キロのコースをちゃんと1時間で走っていたというw
時期的に雪の心配があって、そういう時は約5キロの少し短いコースになるみたいです。
この場合のゴールは湯の山温泉から上ってきたところの合流地点の駐車場です。
鈴鹿スカイラインは車で山頂まで行く人や、登山目的に御在所岳ロープウェイに行く人などで結構交通量があります。
そのため天気の良い休日などにロードバイクで上る場合は結構危ないので、上に上るのだけが目的なら国道477号線のまま鈴鹿スカイラインに行かず、湯の山温泉の温泉街に行くコースの方が安全です。
鈴鹿スカイラインとの合流地点が上で書いてる短いコースの5キロなので、その区間は安全に走れて、山頂駐車場まで残り3キロです。
なお、このコースは鈴鹿スカイラインに出るところがゲートで閉まっているので、車やバイクは通れません。
自転車は遊歩道のようなところから歩いて出ます。
三重県側のパーキングエリアから。
方角は三河湾の方で、長島スパーランドが見えるそうです。
夕方に行ったせいでどっちつかずの写真になってしまいました。
鈴鹿スカイラインは自転車も走れる一般国道なわけなのですが、休日はドライブやツーリングの車・バイクが多くなるので結構危ないです。
例えば車側からすると、左コーナーで先が見えないところを曲がっているところに、車道に止まっているのかという程度のスピードで走っている自転車がいきなり現れるんです。
歩行者は結構左端を歩くのであまり影響がないのですが、車道を走る自転車はホントにヤバイです。
かといって路側帯を走るにしても、上に書いているように滋賀側は季節によっては落ち葉だらけで走れたものじゃないし、三重側はスペースが無かったり変な段差があったり荒れてたりします。
しかもロードバイクだと、ハァハァ言ってて他の事にかまってる余裕ないんですよね。
右コーナーはドライバーから見てまだ見やすいので良いのですが、左コーナー手前で後ろから車がきそうなら、停まって先に行ってもらっても良いかもしれません。
ついでに言うと、そういう峠道なので、ブイブイ言わしてる車やバイクもいますw
三重県側から鈴鹿スカイラインじゃなく湯の山温泉の方に上っていくと、御在所岳のロープウェイ乗り場があるんですね。
そこにはモンベルショップもあるので、好きな人ならちょっと寄ってみても良いんじゃないかなと思うのですが、ロードバイクでそこまで行くと登山の人に、「え、自転車できたの?」みたいな感じで見られてる気がするんですけどw
そこまでの道は割りとロードバイクの人とすれ違うこと多いんですけどね。
鈴鹿スカイラインヒルクライムのページでした。
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数字は正確ではありませんが大体の
距離 獲得標高 平均勾配 です
日々自転車で滋賀のどこかへサイクリングや観光に行ったり、スイーツを食べに行ったりしてます