今回は東近江市の船岡山の万葉の森にウォーキングに行ってきました。
そんなに広くはないのですが、アップダウンもあって運動にも丁度良いし、他には万葉集に出てくる歌の展示とそれにちなんだ植物が植えてあるので好きな人には楽しめそうです。
所在地は滋賀県東近江市糠塚町(ぬかづかちょう) (地図を見る)
なぜ万葉集なのかというのは、大海人皇子(おおあまのみこ、後の天武天皇)が蒲生野遊猟の時に読んだ歌が万葉集に残されていて、その蒲生野が恐らくこの辺(蒲生野、蒲生野口、小蒲生野)らしいので、
ここにその石碑を建てたということみたいです。
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現地にあった案内図を引用させてもらうとこんな感じ。
図の右が北になります。
左端に近江鉄道市辺駅があります。
オレンジの道が国道421号線で、車の場合船岡山の東側から北、西と進むと駐車場があるのですが、実際そこに車を停めるとどちらかというと公園裏側になるんですよね。
初めからウォーキングとか歩くのが目的ならそれでいいんですけど、そうじゃなく単に公園に行きたい場合はちょっと不便です。
そのせいか神社の脇の小さなスペースに車を停めている人もいますね。
駐車場から船岡山への登り口。
名前は船岡山ですがそんなに登るほどではなく、ちょっと階段がある丘を越える感じで向こう側の広場まで5分くらいで行けます。
そしてこちら側には「県民花の森」と書かれているのは謎です。
少し上るとこんなのがあって
ここから左に行って少し進むと万葉歌碑があります。(上まで行かず、手前の灯篭のところを左)
最初にも少し触れましたが、大海人皇子(後の天武天皇)が詠んだ歌が万葉集に載っていて、それがこの辺のことなのでここに歌を原文のまま刻んだ石板を埋め込んだということみたいです。
石板を埋め込んだのは現代の話で、横にある説明の日付は昭和43年5月5日なのでその頃なんでしょうね。
ここから下の広場に降ります。
芝生の広場と池と東屋があります。
いつ来てもキレイにされていて気持ちの良い公園です。
人はあまり見かけません。
ここの横にトイレと阿賀神社(太郎坊宮ではない)があります。
写真左奥にあるのが蒲生野遊猟レリーフです。
朝廷が催した薬草摘みと狩猟の様子だそうです。
そこを越えて進むと万葉植物園。
試験栽培中のムラサキの花が咲いてました。(東近江市の花)
植えられている木や花など一つ一つに歌と説明があります。
こんな感じで万葉集に収められている歌と、その歌の解説と出てくる植物についての説明があります。
歌は反射して読みにくいですが、角度によってはまぁ何とかという感じ。
ちなみに植物はいろいろあって旬の時期も違うので、写真を良く撮る人は毎回カメラかスマートフォンを持っていくと良いかも。
今回は「からたち」という植物が実を付けているのを見れました。
トゲがすごいです。
ミカン科の植物なのですが、臭くて食べられないそうです。
船岡山万葉の森は西側の広場や植物園があるコースと、東側の駐車場がある側のコース、それと尾根を歩くコースの3つがあります。
植物園側と駐車場側への行き来はどこを通っても山を越えます。
船岡山は独立した山ですが、周りをぐるっと周れるようにはなっていません。
まぁ強引に田んぼに出たり道に出て迂回すれば行けなくもないですけど、それなら山を越える方が早いしたぶん近い分楽です。
以下の写真は以前秋ごろに来た時のものです。
少し紅葉しててきれい。
尾根のコースです。
端から端までゆるく何回かアップダウンする感じです。
階段は割りと上りやすいのと、1箇所の距離がそんなに長くないので楽です。
続いて東側の道。
こちら側は道のほとんどが苔むしています。
ほぼ平坦です。
北の端まで行っても特に何かあるわけではないので、墓地の手前を西に山を越えるか、南に駐車場へ向かう感じです。
続いて、上でも載せてますが植物園側。
平坦です。
道は二つくらいに分かれているので、行って帰ってくるとかでもいいかも。
上でも書いてますが、駐車場は国道421号線から信号のある交差点を船岡山の東側へ行く道を進んだ先にありますが、どちらかというと公園の裏になるので、 ベビーカーを押してるとか、小さな子どもがいるとか、そこそこ歩く気が無ければ公園の西側の支障の無さそうなところに停める方が良さそうです。
トイレはその駐車場のところにあるのと、神社の横にもきれいなトイレがあります。
時期にもよりますが駐車場の方のトイレは夕方になると蚊がすごいので、神社の方で済ませるのがおすすめです。
船岡山万葉の森は大体こんな感じです。
広場で遊ぶにしても、散歩やウォーキングにしても結構良い公園だと思うのですが、いつ来ても空いているというか、ほとんど人を見かけません。
ゴールデンウィークとか混むような時期ならもっといるのかなぁ。
やっぱり駐車場が山の反対側というのがダメな気がします。
なぜ駐車場だけそっちに作ったんでしょうね。
いや、そこに場所があるから駐車場にしたのはいいんですよ。
でも普通メイン会場側にもあるじゃないですか。
広場の一部に5台くらい停められる駐車場があるだけで、全然違うと思います。
広場の広さからしたらそれくらいホントに一部。
今からでもそうしてもらえると行く回数も増えます。
万葉の碑についてですが、最初一体何のことか分からなかったんですね。
なんていうか、「この碑は何か」という説明が無いんです。
いや説明はあるんですけど、歌や地名についてのことばかりというか。
普通「○○を記念してここに碑を建てた」みたいなのが明確じゃないですか。
それが一番後回しになっているというか。
もっとも端的にそれを説明しているのが広場にある大きな説明板なのですけど、駐車場から来たら歌碑見てからここに来るっていうw
ちなみにここで元号の令和についての説明看板あるのを読んで初めて知ったのですが、この「令」と「和」は万葉集の大伴旅人の歌から引用されたそうです。
東近江市の船岡山万葉の森のページでした。
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