今回は彦根城に行ってきました。
ついでに散策してきた様子もどうぞ。
自転車置き場はメインゲートの前にあります。
彦根城の所在地は滋賀県彦根市金亀町1-1 (地図を見る)
彦根城は国内で5つしかない「国宝に指定された天守」のひとつ。
つまり天守だけで見ても5本の指に入るであろうと言う話。
彦根城は天守と、それにつながる附櫓(つけやぐら)と多聞櫓(たもんやぐら)という建物が国宝に指定されています。
井伊家(井伊直継、直弼など)のお城です。
もともと井伊直政が佐和山城に入城したのですが気に入らず、彦根城の建築を計画したそうです。
天守は1606年に完成。
建築には大津城、佐和山城、小谷城、観音寺城、長浜城など周辺にあったあらゆるお城から移築しまくったみたいです。
彦根城のパンフレットや案内などで、明治の廃城令でも維持されたあと、大隈重信の働きかけによって保存されることになったという話が良く出てきます。
彦根城と言えば桜の名所としてすごく有名ですが、もともと桜は無くて、1934年に植樹されたのが始まりだそうです。
入場料は彦根城と玄宮園の共通券で800円でした。
博物館とのセット券は1,200円。
玄宮園のみの入場料は200円。
彦根城のみというのはないみたいです。
開城時間は8:30~17:00。
年中無休とのことですが、正月もやってるのかは知りません。
(2019年現在)
彦根城の近く(中掘の中)には3つ駐車場がありますが、そんなに広くないので日曜や祝日の場合はそこに来るまでの駐車場に停めて、彦根城を見た後城下町の散策という流れがおすすめ。
例えば彦根城南西側の堀沿い(県道25号線)にある有料駐車場が広く、彦根城と夢京橋キャッスルロードの中間にある駐車場なのでおすすめです。
自転車置き場は彦根城の入り口がある表門前の駐車場(二の丸駐車場)に自転車置き場(サイクルラック)があるのでそこに。(自転車は無料)
バイクもそちらでOKです。
ちなみに彦根城周辺はその辺に自転車を停めておくと怒られるので、特に彦根城や玄宮園に入る時は、所定の自転車置き場に停めましょう。
彦根城の周りには中掘があって、その中にさらに内堀があり、その中の彦根山に彦根城が建っています。
これだけでもお城好きにはオオッって感じなのですが、さらにもともとは外堀もあって、それの遺跡も史跡に追加していく方針みたいです。
彦根山の上と言っても山自体は低いので、登山するようなものではありません。
そのため彦根城はいわゆる平山城扱いみたいです。
なお、私が日本一だと思う安土城跡は山城なので、お城マニアからの評価が高いみたいです。
私はマニアではないただのお城好きな一般人です。
表門から順番に書いていきます。
二の丸駐車場の前が表門です。
上で書いていた駐車場と自転車置き場がここの左手にあります。
橋を渡って左手が料金所と彦根城入口、右手が彦根城博物館です。
彦根城博物館は、もともとあった御殿を復元したものだそうです。
ゆるい階段を上っていきます。
そんなに長くなくてすぐそこです。
下の写真右上にあるのが天秤櫓。
ぐるっと回ってこの橋を渡っていきます。
彦根城の城門のひとつで、いざという時には橋を落とすやつですね。
この場所自体は堀切と言って、本来尾根が橋の架かっている向きにあったので、そこをわざと寸断して橋を架けたということみたいです。
橋をくぐった先に売店と休憩所があります。
普通はお城の外に売店ってあるものですが、彦根城は外には無くて中にあります。
天守の近くにもあるので、見終わってからそこで休憩する感じですね。
さっきの橋を渡って、天秤櫓をくぐります。
売店に飲料を届けるスタッフがいました。
もう少し、ゆるい階段を上ります。
途中、天秤櫓が公開中だということなので中に。
天秤櫓は過去に何回か建て替えられているそうで、石垣さえも積みかえられたことがあるみたいです。
そのため、場所によって積み方が異なるそう。
もともとは長浜城からの移築だそうです。
戻って、もう少し階段を上ると太鼓門と続櫓。
もうひとつの城門ですね。
ここまででも現存するお城の中では日本屈指ですよ。
ここを越えるといよいよ彦根城天守に。
不運にも改修の為の足場がw
急な階段を上って、彦根城天守内部へ。
現存するお城の階段ってどこも急だけど、ここははしごかと思うほど急w
女性で短いスカートだと完全にヤバイので注意。
彦根城天守の二階。
足場が組まれているからなのか薄暗い。
彦根城天守三階。
人が結構いるので、隙を見て撮影w
いびつな梁が時代を感じさせます。
彦根城天守からの景色。
奥に見えるのは琵琶湖。
玄宮園も見えます。
下りの階段はなかなかのアスレチックです。
天守から出て、西の丸三重櫓及び続櫓へ。
ここだけでもちょっとした旅館くらいはできそうです。
続櫓からの景色。
向きが合ってるかは分からないけど、この辺に鳥人間コンテストが行われている松原水泳場があります。
琵琶湖もここくらい北まで来ると水がキレイです。
ビワイチのページに少し載せてます。
三重櫓及び続櫓の北側は天秤櫓と同じく堀切になっています。
ここが北側の城門ということになりますね。
ここから山を降りて東側にある黒門を抜けて、玄宮楽々園に行きます。
玄宮園と言えば、庭園の向うに見える彦根城という風景が有名ですね。
国の名勝に指定、日本遺産に認定されています。
井伊直興が整備したそうです。
玄宮園はいかにも日本庭園という感じでは無く、むしろ今時の自然公園みたいな感じで広くゆったりとしています。
彦根城天守の外にも見どころがあります。
天守内に入る時間が無い場合はこちらだけでもどうぞ。
事前に観光センター(下の街ブラ地図を参照)で彦根城のパンフレット(場内地図)を貰っておくと場所が分かりやすいです。
東から西に彦根城に向かうところに「佐和口多門櫓」があります。
こちらは佐和口多門櫓を復元した展示施設です。
「城門の形式としては最強の枡型」だそうです。
熱いw
なお、南側の京橋口も同じような構造になっているのでそちらもどうぞ。
見切れてますけどこれの奥にトイレ、その右側に自転車置き場があります。
彦根城表門前の駐車場の横に「馬屋」があります。
残っている物でこれほど大規模な馬屋は他に例が無く、相当貴重で重要な文化財だということです。
他に佐和口多門櫓から東側に、江戸幕府の大老を務めた井伊直弼(いいなおすけ)が住んでいた埋木舎(うもれぎのや)という屋敷が現存しています。
井伊直弼は桜田門外の変で暗殺された人ですね。
彦根城の周辺は繁華街となっていて楽しめます。
・ モデルコース
夢京橋キャッスルロード → 四番町スクエア → 商店街を抜けて花しょうぶ通り商店街(重要伝統的建造物群保存地区)
以下はそれの詳細になります。
彦根城の南西側の「京橋口」から出て真っ直ぐの通りが「夢京橋キャッスルロード」です。
時間が無ければここを片側ずつ行って帰ってくるだけでも。
歩道には歌が書かれています。
夢京橋キャッスルロードの端に四番町スクエアがあります。
ここの間をブラブラしながら東へ。
なお、夢京橋キャッスルロードや四番町スクエアとかの観光地的なお店は閉まるのが早いので、夕方の5時を過ぎているような場合は特に商店街側の散策がおすすめです。(だが開いているとは言っていない)
このエリアに自転車置き場らしきものはないのですが、お店の人とか近所の人?が普通にお店の前とかその辺に自転車停めてるのでそれでいいのだと思います。
「立花町」の交差点方面の商店街。
途中、良さそうな自転車屋さんがありました。
県道206号線の商店街。
ちょっと寄り道して206号線を南に進んで、芹川の手前の細い路地を入っていきます。
この辺一帯飲み屋だらけです。
ここから東や北に行くと重要伝統的建造物群保存地区です。
彦根市河原町芹町が重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。(滋賀では他に大津市坂本、近江八幡、五箇荘金堂)
範囲は銀座町の交差点から東に線路の手前くらいまで。
西側は商店が多く
東に行くと古い建物が多くなっていきます。
線路の手前くらいまで行くとお店は少なくなり古民家になります。
彦根城から徒歩でもそんなに距離はないので、歩くだけなら割りとすぐだし、お店見ながらだともう終わりかと思うくらいです。
彦根城から琵琶湖までは割りとすぐ近くです。
京橋口からだと、自転車で5分かからないくらいです。(徒歩でも10分かからないくらい)
特にこの辺だと水も結構キレイなので、他府県から来て琵琶湖を見たこと無いという人は是非。
実際に見に来てる人もそこそこいます。
そんな感じの彦根城ですがいかがだったでしょうか。
ちなみに彦根市のゆるキャラひこにゃんは、出てくる時間と場所と回数が決まっています。
ひこにゃん目的なら、予めひこにゃん公式ホームページで確認しておくことをおすすめします。
時代的には戦国時代後期に彦根城築城ということもあって、他のお城と比べてもいくさ感が強く、誰がこんな屈強なお城攻めるんだというくらいのお城なので、テレビなどでも良くそういうところが取り上げられていますね。
彦根城は世界遺産の暫定リストに掲載されてはいるものの、未だ登録はされていません。
彦根市としては世界遺産入りを目指しているみたいなのですが、そうなったらそうなったで外国人観光客が増えてすごく混雑しそう。
今はまだ観光客の多くが日本人だけど、他の世界遺産みたいに外国人だらけになるんでしょうね。
そうなると天守内部でのんびり写真なんか撮ってられないくらいになりそうなので、行くなら今のうちかも。
ちなみにテレビで滋賀には彦根城がある!っていうのが滋賀県人の誇りみたいな感じで言っていたのですが、全然そんなことないですw
そういう印象操作ばかりしてるからテレビ見る人減るんですよ。
他にも日本一クラスのもの、例えば安土城跡とか延暦寺、焼き物の街信楽とかあるし、その中のひとつが彦根城という感じです。
ついでに滋賀の国宝保有数は全国5位。
トップクラスなのは日本史からみてもそうだろうなぁと予想してたけど、ホントにそうなんですね。
ただ4位の大阪までは多いのですが、5位から急に少なくなりますw
彦根城と城下町街ブラのページでした。
他のページも是非ご覧下さい。
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