日々自転車で滋賀のどこかへサイクリングや観光に行ったり、スイーツを食べに行ったりしてます
今回は長浜市にある虎御前山城跡へ登山です。
織田信長が小谷城攻略のためここに布陣していたそうです。
道中はキレイに整備されていて、気持ちの良いハイキングコースでした。
織田信長陣地跡まで30分くらいです。
城跡や古墳が目的でも、登山が目的でもどちらでも楽しめそうです。
所在地は滋賀県長浜市中野町付近 （地図を見る）
このページの目次
今回は虎御前山南側の上り口から進みます。
他に北側からも上れるみたいです。
GoogleマップでのトイレやPが書いてあるところからで、途中にはトイレがひとつもないのでここで済ませておく方が良いです。
ちなみにここ虎御前山はもともと古墳があって、信長軍はその古墳のところに陣を構えていたみたいです。
まぁ、すでにある程度整地されていたら楽でしょうけど、確実に史跡荒らしたでしょｗ
上り口のところにこういう虎御前山案内図があるので、写真撮っておくと良いかも。
虎御前山のハイキングコースは全部ではないけど舗装路の道がひとつと、階段と未舗装路の道のふたつがあって、苦じゃなければ階段の方に行くと車はこないので安全です。
階段を進むと間もなく多賀貞能（たがさだよし）陣地跡。
この碑の奥に円墳らしきものが残っています。
上にも登れるのですが、特に何もありませんでした。
そしてすぐに矢合神社。
途中の案内図にも書いてあるのですが、虎御前山は他に八相山と呼ばれていたそうで、矢合神社も以前は八相社とか八相大明神と呼ばれていたそうです。
少し進んで蜂谷頼孝陣地跡。
ここも奥に円墳らしきものがあります。
そしてすぐに展望台。
6月下旬から7月頃まで田んぼアートが見られます。
少し下りがあって、左に岩屋寺。
すっごい逆光だったので建物全体が撮れませんでした。
境内とかは無いみたいで、この建物だけです。
ここの横に下っていく道があって、そこを進むと間もなく墓地があって、一番下まで行くと岩上神社があります。
岩屋寺から前の階段を上っていくと丹羽長秀（にわながひで）陣地跡。
結構広い広場で、以前はここに虎御前山教育キャンプ場というのがあって、それの結構立派な宿泊棟が建っていたみたいです。
近くにこういう案内図があって
ここの右下の写真がその施設みたいです。
いつの建築か分からないけど、なぜわざわざ潰して更地にしたんでしょうね。
ここを越えてすぐにゲートとドコモの管理道路である旨の看板が立ってますが、杖立や虎御前山のパンプレットが置いてあるのと、ハイキングコースの案内板もあるので徒歩で上る分には問題なさそうです。
ここからハイキングコースは舗装路だけになるみたいです。
坂が少しきつくなりますが、少し進むと古墳ゾーンになります。
虎御前山には確認されただけで85基の古墳があるそうです。
もう少し進んだところは信長馬場古墳群と名付けられたみたいです。
前方後円墳を含み、結構いろいろあります。
実際古墳なのだろうけど、曲輪と言われた方がしっくりくる感じで段々に整地されています。
もう少し進むと鉄塔があって、舗装路がここで終わります。
山に入るところが瀧川一益陣地跡。
この碑のところから左に、鉄塔の横まで行くと三角点があって、ここが虎御前山の山頂みたいです。
この辺にいくつか丘になってるところがあったので、最初三角点がどこか分からなかったのですが、普通に一番人が歩いていそうな踏み跡が付いてる道が当たりでした。
ここから信長陣地跡まで少なからずアップダウンがありますが、基本的には尾根を歩くような感じなので、楽に進んでいけます。
少し進むと虎御前山城跡の礎石復元建物。
基本的には基礎を見るための物で、腰かけられるように一部に床板を張ったということだそうです。
完成した建物は当時の山城において一般的な施設だったそうです。
ここに使われた礎石は大津の生津城跡で発掘されたものだそうで、なぜそっちに残しておかなかったのかという謎ｗ
ここから琵琶湖方面には竹生島が見えます。
その後堀秀政陣地跡や
虎口や大曲輪などがあって、いよいよ織田信長陣地跡。
ここに来る途中虎御前山城の復元図があったのですが、虎御前山城には天守がなく、小谷城を陥落さえできたら良い設備だけだったのかもしれません。
東方向には伊吹山が見えます。
写真左あたりの山がたぶん小谷城ですね。
この先には柴田勝家陣地跡と、木下秀吉陣地跡があるみたいです。
今回は行ってないのですが、そのうち北側からも登ってみるのでその時にでも。
所要時間については田んぼアートのページでも同じようなことを書いていて、Googleマップ値ですが歩きの場合の距離と時間。
虎御前山公園駐車場（麓）
↓ 550m 8分 標高差37m
虎御前山展望台
↓ 240m 4分 標高差ほぼ平坦（実際には少し下った分少し上る）
虎御前山公園（丹羽長秀陣地跡）
↓ 400m 8分 標高差53m
虎御前山山頂
↓ 約10分
織田信長陣地跡
最後の虎御前山山頂から信長陣地跡へはGoogleマップでルートを引けなかったので、私の体感時間です。
これも田んぼアートで書いたことと同じなのですが、私が行った時は、麓にある虎御前山公園駐車場は工事車両で占拠されていて、閉まっていたので使えませんでした。
近くだと「虎姫時遊館」に駐車場があるのですが、停めていいのかは分かりませんので聞いてみて下さい。
他には虎姫駅東口の横に駐車場があって、その向かいに広いダートの駐車場があります。
展望台のところまで行けば、広い空き地があります。
舗装路なので車やバイクでも行けます。
虎御前山城跡は大体こんな感じです。
登山ということに関しては、小谷城のような登山らしい登山ではなく、すがすがしく山道を歩けるハイキングコースという感じです。
城跡に関しては、石垣や礎石などのいかにも城跡っぽいものは全然ないみたいです。
そもそも天守のあるいわゆるお城ではなく砦だったみたいで、案内板でも「虎御前山城跡」という表記はほとんど見られず、三角点近くにあるこれくらいです。
他に虎口のところに復元図が書いてあって、それを見るといかにも戦のための砦という感じです。
ただ小谷城を攻めるための拠点として布陣していたと思うと、この辺の歴史好きには外せない城跡かと思います。
虎御前山城跡のページでした。
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