今回は甲良町の勝楽寺城跡のある正楽寺山に登山に行ってきました。
所在地は滋賀県犬上郡甲良町正楽寺4 (地図を見る)
麓から山頂の一番端まで行って、40分くらいでした。
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正楽寺山への登り口は勝楽寺を見て右側のお地蔵さんが並んでいる道からです。
少し先に獣除けの柵があるので、チェーンを外して通ったらまたチェーンをはめておきます。
進んですぐくらいに小さな橋を渡るのですが、その左に割りと立派な砂防ダムがあります。
写真の向きで見て右側に階段もあるので上までいけるのですが、ダムの上にはフェンスがしてあるので行けませんでした。
正楽寺山の道はいかにも山道という感じの登山道で、斜面をつづら折りで上るところは坂は緩いのですが
斜面を垂直に上っていくところもあって、なかなかキツイです。
麓にあった案内図に尾根まで700mと書いてあるのですが、そこまでがこういう道の連続です。
尾根まで行ってしまえば大体は緩い坂になります。
地面は木の根が出ているところも多いので、雨の日や雨の日の翌日などはなるべく避けるか、行く場合はその分注意しながらになるのでさらにもう少しキツクなりますね。
それと登山道は途中で分かれ道のようなところがいくつかあって、どっちなのか分かりにくいのですが、人の通った気配があまりない方(大きな木の枝が落ちているとか)はハズレです。
しばらく進むと経塚があります。
この辺出身の武将、佐々木道誉をとむらった時の経塚だそうです。
結構有名な武将ですね。
勝楽寺にお墓があるので興味があればどうぞ。
そしてもう少し進んで狐塚。
狂言の「釣狐」の発祥の地だそうで、それに出てくる白蔵主狐の伝説が勝楽寺に伝えられているそうです。
そのため甲良町正楽寺では釣狐の公演を定期的に行っているそうです。
ここまでで勝楽寺城跡まで大体半分くらいです。
そしてもう少し進んで尾根のT字路。
左が勝楽寺城跡で、右の上臈おとしはあとから行きますが、そちらの方が景色が良いです。
とりあえず左へ少し進んで勝楽寺城跡。
勝楽寺城は1300年代中頃に築城された佐々木道誉のお城です。
いつ廃城になったのかは知らないのですが、その頃だとしたらだいぶ経つので周りは結構木が生えてますね。
伐採されてる感じもありますが、単なる倒木もあるような感じでまぁまぁ荒れてます。
ちなみに現地の看板には1368年築城と書いてあるのですが、時代的にちょっと合わない感じがするのですがどうなんでしょう。
勝楽寺城の遺構について現地に図とか無いのでとりあえずぐるっと回ってみると、西側(看板の下)と南側に石垣がありました。
南側から周って行くと見れます。
それと南側から東側方向に。
写真だと分かりにくいので線を引いてみました。
南側から東側の角のところまで石垣が続いています。
他に礎石も残っているらしいのですが、倒木や木の枝も多くて確認できませんでした。
勝楽寺跡を通り過ぎてさらに北に進み、見張り台です。
方角的には右側が多賀町方面の県道226号線、左側が名神高速道路だと思います。
愛知川以北が一望できるとのことなのですが、1300年代は良かったのだろうけど周りの木が高くなりすぎて、今は見通しはすごく悪いですw
せめてどこからか景色が良く見えるところの写真を1枚くらいと思ったのですが全くなくw
そして来た道を戻って、上臈落としの方へ。
分かれ道のところから結構すぐで、少し開けていて景色も良いです。
琵琶湖方面で小さく見える山は荒神山ですね。
花粉のせいで空がすごく白くなってます。
右の方には彦根城も見えました。
白んでなかったらもう少しキレイに撮れてたでしょうね。
35㎜換算で400㎜くらいです。
実寸をトリミングしていて、拡大・縮小はしていません。
勝楽寺城は大体こんな感じです。
駐車場は正確には多分勝楽寺の駐車場なのだろうけど、大型バス1台が停められそうなくらいのスペースがそこにあります。
その近くにトイレもあります。
勝楽寺城って標高300mくらいにあるんですね。
安土城が結構階段上った感じがするけど、それでも200mくらいなので、それの1.5倍の高さです。
小谷城は上の方の山王丸跡で約400mあるので、さすがですw
登山道は私は割りと好きな感じの山道です。
下りは足やひざにくるのでのんびりなのですが、こういう感じの所ほど登った感があって好きです。
そう言えば知られた山に登って人と会わないことって皆無なのですけど、今回は全く誰とも会いませんでした。
道は割りとキレイだったし、日頃から登ってる人がいそうな感じなのだけどたまたまかなぁ。
正楽寺山と勝楽寺城跡のページでした。
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