今回は甲賀市水口町の水口岡山城跡がある古城山へハイキングに行ってきました。
所在地は滋賀県甲賀市水口町水口 (地図を見る)
時間を測り忘れたのですが、古城山は標高282.9mで、南側登り口からはたぶん1㎞くらいなので結構すぐです。
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水口岡山城は1585年に豊臣秀吉の命により、中村一氏(なかむらかずうじ)が建てたお城で、中村一氏は山崎の戦いや賤ケ岳の戦いなどで活躍した武将で、豊臣軍において結構良いポストに付いていた人みたいです。
東海道近くに建てたお城を水口城と呼ぶようになったことから、こちらは水口岡山城と呼ぶようになったそうです。
時代的には水口岡山城が廃城になって、石垣とかを運んで水口城を建てました。
岡山とは、古城山を当時は岡山もしくは大岡山と呼んでいたからだそうです。
水口岡山城は国の指定文化財なのですが、発掘調査とかは割りと近年に行われていて、国の史跡に指定されたのは2017年になってからです。
ちなみに東海道近くの水口城は、あんなに石垣や堀が残っているのに国の史跡じゃなくて県の史跡みたいです。(建物は復元)
現地にあった案内図を引用させてもらうとこんな感じ。
彦根の佐和山城を思わすような、なかなかの山城です。
山の南側にある道のPと書いてあるところが駐車場で、そこの横にある登り口から登りました。
自転車の場合、もう少し上の公園まで舗装されているので、そこまでは自転車で上ってます。(車は進入不可)
駐車場付近にある石碑。
登り口はこんな感じ。
上っていくと分かれ道がありますが、水口岡山城跡は分かれ道のほとんどに案内板があるので、適当に登っても大丈夫ですね。
そして割りとすぐに公園。
トイレがあるので必要ならここで。
ここからもう少し先に稲荷神社があって、その横から登ると大手道になるのですが、今回はこの公園に自転車を停めて、横にある忠魂碑のところから階段を登っていきます。
途中の道はこんな感じ。
上に行く途中までがこういう階段で、それは割りとすぐに終わって、そのあと坂になります。
全体的には階段が少しあって、ほとんどがゆるい坂です。
途中にあるトイレ。
ここの左にある上り坂を上っていきます。
左端にある道は北側登り口(中学校側)からの道です。
少し登って西の丸。
広く整地されています。
西の丸にある櫓。
もちろん現在になって作られたものです。
櫓の上からの景色。
水口町の街並み。
湖南市方面です。
左に東海道水口宿があって、そっち方向にずっと街が広がっています。
ちなみにこの櫓「頭上注意」と書いてあって、2階に上るところの天井の隙間が狭いから、ホントに頭ぶつけますw
櫓から降りて、本丸(山頂)方向に向かう途中にある堅堀跡。
ここから左方向(北側)に進むと石垣があります。
なかなかに雑な石垣でw
説明板にも「周辺から石材をかき集めた様子がうかがえる」とあります。
古城山は独立した小さな山なので、ここにはあまり良い石が無かったんでしょうね。
さっきの堅堀のところまで戻って、山頂に。
大体ぐるっと一周見渡せる感じです。
ここに西櫓があったそうです。
少し進んで本丸跡。
結構キレイに整備されています。
尾根の端まで行って天守跡。
案内図で東櫓台と書いてあるところです。
その東櫓は高島市の大溝城から運ばれた部材が使われていたそうです。
ここから下に降りていって、ぐるっと回って天守があったところの下あたりにある食い違い虎口。
手前左の土手と、右奥の土手が虎口の役割を果たしているようです。
ここの左手にある石垣。
たぶんここの上がさっきの天守跡です。
戻って先に進み、空堀跡。
堅堀とか堀切とか、なんかこういうのいくつもありますw
二の丸跡。
堀切跡w
三の丸跡。
出丸跡。
案内図では出丸から東に行ったところにトイレが書いてありますが、使用中止になっていて閉鎖されているので、当てにして進むとヤバイですw
出丸跡から空堀のところまで戻って、下に降りていきます。
途中に虎口や大手道があるのですが、上に載せたのと同じような感じです。
そして稲荷神社横の登り口。
稲荷神社。
ここから西に進んで、忠魂碑があったところの公園で一周です。
水口岡山城は大体こんな感じ。
北側登り口から登っても途中に何かあるわけでもないので、今回のコースで一通り見れます。
駐車場は水口岡山城の南側の麓にあります。
西から来た場合なら、国道1号線からマクドナルドのあるところを右折して行く道の、古城山の手前左側にあります。
自転車の場合はそこからもう少し上まで上れて、公園のあるところまで舗装路です。
車はガードがあるので下の駐車場に。
また、地図だけ見てると水口岡山城の北側に駐車場らしき四角いスペースがありますが、それは配水施設かそんな感じのやつで、駐車スペースはありません。
北側だと古城が丘公園があるのでそこの駐車場(中学校体育館の隣)なら良いかもしれませんね。
トイレは途中の公園があるところと、北側から登った場合は南側との合流地点のところにあるのはありますが、なかなかの昭和風トイレです。(上の写真の切株のようなトイレ)
公園のところも昭和風トイレですが、こっちの方がまだマシです。
でも理想はどこかで済ませてから行く方が良いと思います。
イメージ的には彦根の佐和山城とか栗東の多喜山城とかと似ているのですが、そのふたつは急斜面を階段で一気に上るという感じですが、水口岡山城はもっとゆるく上る感じで、
ちょっと階段のある散歩コースというくらいで、実際に犬の散歩の人もいました。
北側の登り口からだと、階段も無く上り坂だけで上れるコースもありますね。
水口のこの辺って結構な街なんですね。
同じようなイメージの街は近江八幡市の八幡堀周辺や、東海道大津宿のあの辺。
水口の場合東海道水口宿と水口城の城下町、そこからこの水口岡山城までが広く市街地化している感じです。
そう思うと近江の国内としてはなかなかの繁華街なのですが、残念なことに国鉄、現在のJRが通らなかったからだと思うのですが、その後あまり栄えなかったのだと思います。
JRなら草津線が水口町貴生川に通っているのですが、大体みんな何故あんな何もないところにって言いますw
水口岡山城のページでした。
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