今回は日野城跡（中野城跡）です。
日野城跡自体はあまり残っていないのですが、横にある日野川ダムをぐるっと一周できるので、そっちも行ってみると良いですね。
所在地は滋賀県蒲生郡日野町西大路2869　（地図を見る）

日野の街道から行く場合、道沿いに日野城跡こちらみたいな看板がふたつあって、車の場合は西側の日野川ダムに行く方は駐車場があります。
徒歩や自転車はどちらからでも行けます。

ややこしいのが名前で、一応ここでも分かるように日野城跡（中野城跡）と書いているのですが、歴史的には日野城なのだけど、中野という地名のところにあった城なので、地元民的には中野城と呼んでいたらしいです。
なので、地元の文献とか地図とかに名前が出てくる時は中野城で、日本史とかの歴史で出てくる場合は日野城ということみたいです。

あと、どうも残っているのはあくまで神社で、その神社の石垣が日野城の城壁の一部だったみたいです。
その辺の日野城の構成は、日野城と駐車場の間にある看板に書かれているので興味があったらどうぞ。

こうして見るとすごく歴史ロマン感じます。
この両サイドが神社で、本来ここを抜けて日野城に入っていけるのですが、今はもうアパートとか建ってますｗ
写真左が涼橋神社で右が稲荷神社です。
この上に上って、稲荷神社側から見た涼橋神社。

涼橋神社から見た稲荷神社。

下に降りて日野川ダムの方に進み、駐車場を抜けて道を右に少し進むと蒲生氏郷産湯の井戸。
この付近に日野城が建っていて、そこにあった井戸です。

井戸がしっかり残っている感じはするのだけど見えないっていうｗ
この井戸が本丸の中心付近にあったみたいで、ここを中心に平地で、その周りが土手や堀になっていたみたいで、今もどことなくそんな感じになっています。
そこから北西に少し行くと中野城跡の石碑があります。

ここから井戸を見て左右が土手だったみたいで、右の方（この碑の奥の方）に行くとそんな感じです。

上でも書いてますが日野城跡の駐車場は日野川ダムの北側の中心くらいにあります。
他に日野川ダムの東端のグランドがあるところ、南西の排水施設がある上のところなどにあります。

トイレは駐車場のところにあるのと、ダムの南側にもひとつありますね。

日野城跡の石垣の石って丸いじゃないですか。
これって日野川の石を使ったってことなんでしょうかね。
私のイメージする石垣って山の石というか、大きい四角か三角で、安土城とか彦根城とか大体の城の石垣ってそうですよね。
でもすぐそこの川原に大量に手ごろな大きさの石があるんだったら、山より運ぶよりずっと楽そうです。
他に愛東で愛知川沿いにある小倉城跡も同じように丸い石でした。
そう言えば某北の国在住の五郎さんも丸い石で石垣作ってたような気がします。

説明看板に大正6年に日野城全体を実測した地図が書いてあって、それを見ると日野城って正方形に堀があって、土手があって、本丸があってという感じで結構良さそうな感じなんですね。
ただその説明によると日野川ダムの建設によって日野城の土塁などが壊されたらしいです。
ダム作るのに史跡壊すっていうｗ
神社が無かったら跡形もなくなってた予感がします。
ダムの建設だから町の仕事じゃないですよね？
昭和40年頃の話みたいです。
今ならもうちょっと上手にやれたんじゃないかと思いますよ。



日野城跡（中野城跡）のページでした。
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