今回は長浜市の木之本宿の観光や散策に行ってきました。
中山道鳥居本宿から福井県につながる北国街道の宿場町です。
所在地は滋賀県長浜市木之本町木之本 (地図を見る)
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飛び飛びになりますが北国街道を北から南に進んでいく感じで写真を載せていきます。
木之本宿は宿場町の雰囲気が割りと残っています。
例えば上の写真の左側にあるのは酒屋さんで
今年、2020年で創業480年だそうです。
1540年なので、織田信長が6歳くらいの頃に創業したことになります。
どんだけw
ここの斜め向かいくらいに牛馬市の顔出し看板とかがあります。(下記にて詳しく)
ここからしばらく南下すると左手に木之本地蔵院があります。
木之本宿の観光案内とかだと真っ先にこの木之本地蔵院が出てきますね。
日本三大地蔵のひとつだそうです。
ここから木之本宿を外れて西に進むとJR木之本駅があって、中にふれあいステーションという道の駅のようなお土産とか野菜とか売ってる店があります。
木之本宿の観光案内所も兼ねていて、いろいろと丁寧に教えてもらいました。
ここで「木之本まちあるきMAP」というのを貰ってます。
こういう地元の人が手書きで書いてる地図が一番情報量もあって見やすいので、いつも参考にさせてもらってます。
駅の左手には駐輪場の建物があって、無料で自転車が停められるようになっています。
木之本宿ではないけど隣の高月駅の前にはすごく広い駐車場があって、そこも今のところ無料で停められるんです。
駅前の無料駐車場とかすっごく良いですよね。
木之本駅の向かいに江北図書館があります。
明治39年設立で、滋賀県では一番古い図書館だそうです。
明治らしい建築様式なので、そういうのが好きな人は是非。
でもさすがに中で写真をパシャパシャ撮るのは気が引けるので撮ってません。
版権ものだけに?
北国街道の木之本地蔵院の所に戻って、少し南に行くと木之本宿旧本陣があります。
本陣跡ではなく旧本陣というだけあって、建物が現存してるんですね。
中には入れそうな感じじゃなかったけど、入れる時あるのかなぁ。
例えば東海道土山宿だと宿場祭りの時に入れるようになったりするんですよね。
ちなみに木之本宿本陣の明治の頃の当主はなんと、日本薬剤師の免状を取得した第一号だそうです。
日本初の薬剤師!
そして「本陣薬局」という看板がかかっています。
本陣推しw
木之本宿旧本陣の大体向かいがつるやパンです。(下記にて詳しく)
つるやパンは木之本宿でも筆頭の名所になってますね。
宿場とは直接関係ないけどw
その隣は冨田酒造という酒造で、こちらも創業470年とすごい老舗です。
見るからに立派な建物です。
少し南に進むと洋館があって、昭和10年築の湖北銀行だそうです。
もともとは木之本宿の問屋場だったみたいで、明治に警察署、その後この湖北銀行が建てられて、現在はきのもと交遊館として活用されているみたいです。
ただここには説明看板がふたつ立っていて、新しい方が湖北銀行、古い方は滋賀銀行と書かれているんです。
まぁほとんどの人がどっちでもいいと思いますけどw
ちなみにこの建物の前の左側に小さく写っている看板は映画「カメラを止めるな!」の看板なんですが、監督が木之本出身なんです。
木之本宿の端の方まで来るとダイコウ醤油店があります。
嘉永5年創業らしく、いつくらいなのか全然分からないので調べてみると、1852年くらいみたいです。
翌年に黒船来航(ペリー)。
この醤油屋さんを超えると北国脇往還(ほっこくわきおうかん)との分かれ道で、北国街道木之本宿の宿場町もこのへんまでみたいです。
山内一豊は関ケ原の戦いなどで功績を上げた武将。
功名が辻とは司馬遼太郎の歴史小説で、何回もテレビドラマになっていて、2006年には仲間由紀恵さん主演(千代役)のNHK大河ドラマもあったみたいです。
北国街道木之本宿の北側に「馬宿 平四郎」という牛馬市が開かれるところがあって、そこで千代の旦那が馬を買ったことが物語の序盤で重要な出来事だったみたいです。
仲間由紀恵さんはその頃他にTrickやごくせんですごく人気あった頃ですね。
私もその二つは全部見ました。
すっっっごいおもしろいので見たことない人は是非。
功名が辻は見てないので分からないのだけど、そこで撮影があったのか、それかただそこにあった牛馬市の話が物語に出てきただけなのかは知りません。
顔出し看板はあるんだけど、誰っていうw
千代だとは思うけどw
「サラダパン」で全国的にも名が知られるようになった、つるやパンです。
木之本宿のここが本店なんですね。
このサラダパン、滋賀県では各町にある平和堂でもたまに売られているので、滋賀県内の人は食べたことがある人も多いと思います。
他に長浜にも支店があるので、黒壁スクエア観光でそちらの支店に行ったことのある人もすごく多いと思います。
ちなみにそっちのつるやパンも北国街道沿いにあります。
サラダパン自体はすごく有名になったので知ってる人も多いかも知れませんが一応書いておくと、たくあんを細切れにしたものが具材の一つとして入っているものです。
昔はそういう総菜があったのですが、今は全く見かけなくなりましたね。
それを、昔ながらのコッペパンにはさんであります。
なのでそういう昔のコッペパンと昔のたくあん細切れの総菜を知ってる人だとすごく懐かしい味なのですが、今の時代だと馴染みがない人も多いので、パンにたくあんを挟むという、奇をてらったものとして紹介されたりもしてるみたいです。
でもごはんに合うものは大体パンにも合います。
今回はちょっと小腹がすいていたので、すぐ食べる用にランチパンというウインナーの挟まった揚げパンと、お土産に丸い食パンを買いました。
このへんのパンになると今の時代のパンなので、少しもっちりした触感のパンになってます。
ランチパンもおいしかったけど、この丸い食パンがすごくおいしくて!
近年だと「高級食パン」というのが流行ってたりするけど、この丸い食パンは高級というほど高くないけど、すごくおいしいです!
焼かなくてもおいしいし、焼いてもおいしい。
焼いてマーガリンなどを塗って食べたいのだけど、焼かずにそのまま食べたいとか、すっごく悩みますw
毎朝これ食べたいなぁと思うくらいなのだけど、普段100円6枚入りの食パン食べてるので、さすがにそれと比べるとちょっと高いので迷いますw
観光案内所の人に聞いたのですが、木之本駅の東口の北側にある駐車場に停めて、木之本宿の散策に行っても良いそうです。
そこそこ広い駐車場で、地元の人が停めてても結構空いてそうなのでいいんでしょうね。
トイレは駅にあります。
他に公衆トイレ的なものは見かけなかったので、ここで済ませておくのが無難だと思います。
北国街道木之本宿は大体こんな感じです。
宿場町だと東海道や中山道みたいに北国街道も全部書こうかとも思ったのですが、この北国街道のルートがなかなかくせものでw
滋賀県内の北国街道は中山道鳥居本宿あたりから北に分岐するところから始まるみたいなのですが、早々にルートが分からなくなるというw
どうも開発されて北国街道が消失しているとかそんな感じみたいです。
東海道でも大津の膳所あたりが同じようになってますけど、あっちはルートを示すものがあったり、一応ルートとして存在してるのですが、北国街道はそうでもないみたいです。
それと東海道や中山道は書くところも多いのだけど、北国街道は木之本宿と長浜宿くらいしかないし、長浜宿は黒壁スクエア観光で書いているのでもういいか、という感じなので、
残りの木之本宿を単独で書くことにしました。(行ってきました → 「滋賀県内の北国街道を端から端まで」)
ページタイトルに近江北国街道木之本宿って書いてるのですが、北国街道って日本海側にあるじゃないですか。
そこの北陸道がもともとの北国街道なんだけど、滋賀県の人にとっては、そこにつながるこの道から北国街道って呼んでたみたいなんです。
だから滋賀県の人にとっての北国街道って、鳥居本宿を起点としたものだと思うんだけど、北陸の人からしたら「え、そこ?」みたいな感じみたいです。
なので、滋賀県のこの部分の北国街道はあくまで近江の国にとっての街道だから、近江北国街道という方が適してる感じです。
そのためか、Wikipediaでもこの部分を北国街道(近江)と書いています。
木之本宿は当時の雰囲気が結構残っているのと、酒屋さんとか現在も続いているお店があったり、街の雰囲気なんかも私は結構好きな方です。
泊りで来てのんびり観光してもいいなぁと思うくらいです。
ただお店がすごく入りにくくて、例えば醤油屋さんとか、買うつもりもないのに入りにくいじゃないですか。
お店の人も観光で見学だけ来られても迷惑かもしれないですから。
酒屋さんならお土産に買ってもいいんだけど、なかなか入りにくい感じの店構えですよw
ただ自転車で来てると割れ物はちょっと買いにくいんですよね。
それはともかく、この日はあまりゆっくりできなかったので、またもう一度行ってみたいと思います。
通るだけなら何回も通ってるんですけどねw
近江北国街道木之本宿の観光や散策のページでした。
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